県内経済動向調査結果(平成24年4月分)
平成24年6月11日
企業活性化・雇用緊急対策本部 (産業政策課)

概況

 県内経済は、自動車関連で国内需要が高まっており、持ち直しの動きがみられるが、円高の長期化などによる製造業の拠点再編等の影響が懸念される。

主な業種とその状況

製造業

 自動車関連のほか、電気機械ではスマートフォン向けが堅調に推移している。
 生産額、受注額はそれぞれ前年同月比4.8%増、同7.9%増となった。3カ月先の業況見通しDIは、▲2.4から9.4となった。

建設業

 公共投資が5カ月振りに前年同月を上回ったものの、総じて弱めの動きが続いている。
 受注額、完工高はそれぞれ前年同月比22.5%増、同26.3%減となった。3カ月先の業況見通しDIは、▲18.8から▲25.0となった。

小売業

 飲食料品で惣菜の売れ行きが堅調に推移しているものの、家電品で薄型テレビ等の低迷が続いている。
 売上高は前年同月比1.3%減となった。3カ月先の業況見通しDIは、▲24.0から▲30.8となった。

サービス業

 旅館・ホテル業で宿泊部門が持ち直しており、運輸業でも自動車部品などの輸送が好調だった。
 売上高は前年同月比12.3%増となった。3カ月先の業況見通しDIは、10.7から17.9となった。

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