画像 : Akitaふるさと活力人養成セミナ-(第5期)ロゴ

秋田県では中山間地域土地改良施設等保全対策事業により、国際教養大学地域環境研究センター(センター長 熊谷嘉隆 教授)と、県農山村振興課が連携し、農山村地域が有する、自然・伝統・文化・人的資源を活かした地域ぐるみの活性化を担う人材の育成を目指して、「Akitaふるさと活力人(かつりょくびと)養成セミナー」を開催しています。

第1期(H17-18)、第2期(H19-20)、第3期(H21-22)、第4期(H23-24)に引き続き、今年度より第5期(H25-26)セミナーを開講中です。


第5回セミナー

日時

平成25年11月21日(木) 13:00~

場所

国際教養大学4階第二会議室

講義・演習

「プロジェクトデザイン」

13:00 ~ 16:30

講師

画像 : 国際教養大学 森園 浩一 教授

国際教養大学 森園 浩一 教授

講義の内容

セミナーでは、プロジェクトを形成するたのめステップと、そのポイントについて演習を行いながら講義を受けました。

プロジェクトの骨組みとなる「プロジェクト・コンセプト」においては”OMITT”の5項目の情報の構成が必須となります。”OMITT”とは「Objective(目的)」「Monetary(金銭的側面)」「Institutional(組織・体制などのソフト面)」「Time-frame(スケジュール)」「Technical(材料や機材、場所などのハード面)」の頭文字を取った造語。これらを明確にすることで実現可能な計画となります。「プロジェクト・サイクル」は実施、評価、問題の分析、解析など、プロジェクト形成の流れのことで、この流れを把握することが重要であり、サイクル上でのプロジェクトの修復も可能となります。「プロジェクト・デザイン」では「問題分析系図」と「目的分析系図」を用いることで目的が明確になり、目的達成のための手法も見えてくることになります。また、目的を明確にすることで、プロジェクトに関わるメンバーが同じ方向に向かって進むことができるようになります。

各ステップでのポイントを考慮しながら計画していくことが、よりよいプロジェクトのデザインとなります。

演習ではこれらのポイントを学びながらグループワークにより、問題の分析や、企画の立案などを行いました。

画像 : セミナーの様子1

講義の様子、事例をもとに問題の分析や、企画の立案をグループ内で話合いながらまとめました。

同じ題材をもとに企画の立案を行いましたが、グループそれぞれの味がでた内容となりました。

画像 : セミナーの様子2
画像 : セミナーの様子3
画像 : セミナーの様子4
画像 : セミナーの様子5
画像 : セミナーの様子6

問題分析系図と目的分析系図を用いた演習。
これにより目的が明確になり、解決すべき課題が見えてきました。

セミナーを受講した感想

  • 安易には作れない奥が深いものだと感じました。
  • 短い時間の中で濃い(内容の)講義でした。
  • プロジェクトの目的を明確にするという事の重要性を改めて考えさせられました。
  • 第6回セミナーは、12月12日(木)に、「地域資源の発掘と調査」のセミナーを開催予定です。(一般参加者の受付は行いません)

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