10月19、秋田県立大学で『松風祭』が開催されました!

写真1

 松風祭では、秋田県立大学アグリビジネス学科(荒樋豊教授・平口嘉典助手)の「5プロ」の学生と、グリーン・ツーリズム(GT)西木研究会のメンバーが協力し、午前中はGTのPRと西木の農産物の販売、午後は「課外ワークショップ~秋田のグリーン・ツーリズムを学ぼう」と題し、秋田県内のグリーン・ツーリズムの取組状況や、実際に農業体験などの受入をしているGT西木研究会が三味線&手踊りなどを織り交ぜながら、活動を紹介しました。
 秋田県と秋田花まるっグリーン・ツーリズム推進協議会は、この5プロ&GT西木研究会のブースと協力し、県内GT情報の提供をおこないました。

 午前中にオープンした「5プロwithGT西木研究会」ブース。グリーン・ツーリズムに関する情報パンフレットと共に新鮮な野菜や栗、おやき、米粉パンなどが飛ぶように売れました。

写真2 写真3 写真4 写真5

 午後からは、教室内に場所を移して「課外ワークショップ~秋田のグリーン・ツーリズムを学ぼう」を実施しました。

写真6 写真7 写真8 写真9 写真10 写真11 写真12 写真13 写真15 写真16

 荒樋教授の司会運営により、まずは県農山村振興課から秋田県のグリーン・ツーリズムの状況や大学生とGTとのつながりの提案などが話された後、GT西木研究会のメンバーによる三味線と手踊りの披露。その後は西木研究会会長の藤井けい子さんが、GT西木研究会がどのような思いでこのような活動を続けてきたか、会に参加しているメンバーがどのように学び、活動し、どのような出会いを経験してきたかといったお話しをしてくださいました。

 このお話しは、グリーン・ツーリズムで農村に訪れたい大学生や都市の住民、あるいは農村にいて、グリーン・ツーリズムの受入をしたい農林漁家の双方にとって非常に意義のあるお話しでした。

写真17写真18 写真19写真20

 県外出身者が5割超でありながら、なかなか秋田の農山村など地域の方々との接点が少ない県立大学の学生達にとっては、秋田の農山村でグリーン・ツーリズムを実践している方々と直接話が出来るいい機会にもなり、課外ワークショップは同時にフリートークのスペースとしても盛り上がりました。
 そこでは、学生ならではの農家民宿・レストランとのつきあい方を話したり、農林漁家のお父さんおかあさんの持つ技術、味、生活スキルなどを直接見聞きして学ぶ場になりました。

写真21 写真22  今回のGT西木研究会と県立大学5プロとのつながりは、6月に実施した県立大学アグリビジネス学科の荒樋教授の「農村社会学」(秋田県立大学でグリーン・ツーリズムを考える講義を実施)の中でGT西木研究会を招いて講義を実施したのを発端として実現した物です。その後、農村社会学を受講した学生の幾人かが実際にGT西木研究会のメンバーの元を訪れ、農業体験&農家民宿での宿泊を体験するなどして交流を続けてきました。
 この結果、参加したGT西木研究会のメンバーも、思いの外若い方々が農業や農家に興味を持っているという実感をこのイベントに参加したことにより得ることができましたし、普段ではなかなか接することの出来ない大学生をグリーン・ツーリズムに誘うためのいい機会になりました。このことは、今後の活動のはげみにもなると思われます。

写真23

 農家民宿や農家レストランは、それに携わる方々にとっての経営の多角化といった財政面の効果や、観光資源としての価値がある一方で、農林漁業に興味を感じているビギナーな方にとってはその入り口となるものであり、そこでは農林漁業や農山漁村の持つ楽しさや厳しさも含めた魅力を都市住民にわかりやすく伝えるインタープリターとしての役目を果たしており、様々な分野や方面への有機的なつながりによるPRが今後も重要となります。