国際教養大学の学生グループが、農家民宿でグリーン・ツーリズムを体験しました
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国際教養大学の学生グループが、2008年8月7日~8日の1泊2日で仙北管内の農家民宿に宿泊し、グリーン・ツーリズムを通じて地域との関わりを考えるプログラムを自ら企画し実行しました。
これを企画し取り組んだのは国際教養大学の4年生を中心とするグループで、今年の春に仙北市での農家民宿体験や、横手市での田植え体験などを通じて、秋田の農山村のために学生なりに関われることは何だろうと考えたメンバーが中心です。
当日は県外からの参加者を含め、男性5名、女性7名の計12名(宿泊して2日連続して参加したのはうち10名)で、仙北市の農家民宿「ファームイン緑の風」に6名、「輝湖」に4名がそれぞれ分かれて宿泊して、農家民宿の父さん母さん(秋田の農家民宿では、オーナーのことを主人、女将といった呼び方をせず、尊敬と親しみを持って父さん母さんと呼んでいます)といっしょに薪割りや草むしり、野菜の収穫などで汗を流しました。
ファームinn緑の風
農家民宿輝湖
学生達は、それぞれの農家民宿で父さん母さんと汗を流し、そして語り合いました。農業のこと、農村のこと、自分たちの将来のことなどなど。
父さん母さんからは、今のままでは農村の将来が見えないような状況だけれど、この土地を守りたい一心でいろいろなことを手探り状態に取り組んでいるんだ。グリーン・ツーリズムや農家民宿を実践しているのも、この土地が好きでこの土地を守りたいから、そのひとつの手段として取り組んでいるんだという、熱い思いを聞かされた学生達。
また、学生達にしても、県外から秋田県の大学に来て、4年。いつの間にか自分たちの第二のふるさとになりつつある秋田で、どのように秋田に恩返しができるか、どのように秋田の農山村とかかわる事ができるかを考え、手探りの状態で今回の企画に取り組んできました。
この、手探りと手探りとがグリーン・ツーリズムを通じて手をつないで何かを生み出そうとしたのが、今回の企画だったといえるのかもしれません。
学生達は、10月に開催される国際教養大学の学園祭や、学内のクラブ活動紹介などの場を通じて、今回の取組の成果を発表する予定としているとのことです。今回の取組をきっかけにして、秋田県内の大学生が農山村との関わりを深めていくことができれば、素敵なことだと思います。