令和3年9月28日(火)、秋田県立大学アグリビジネス学科1年生40名により、
北秋田市内の農業水利施設及び区画整理後のほ場にて、現地研修が行われました。

 

   はじめに、農業水利施設である「本城頭首工」を見学しました。
 頭首工とは、農業用水を取水するため、河川をせき止めて水位を上昇させ、農業用水路へ流入させる施設のことをいいます。

   本城頭首工は、一級河川米代川水系阿仁川に築造された巨大な農業水利施設です。

 現地では、農業用河川工作物としての設計上の留意点をはじめ、頭首工中央部に設けられた魚道(魚を遡上させるための通路)など、環境に配慮した施設構造としていることなどについて学びました。
  また、学生からは、施設の維持管理はどうしているかなどの質問がありました。

  

 本城頭首工の全景

現地研修 頭首工のようす

 

 

 

 

 次に、平成28年度にほ場整備事業が完成した「本城地区」へ移動しました。
 本城地区へは、先ほどの本城頭首工から取水された農業用水が供給されています。

 ほ場整備により、農地の大区画化による労働生産性の改善や、農地の汎用化による水稲以外の高収益作物(野菜、花き等)の作付けも可能となります。

 現地では、スマート農業(ICT技術の活用)など、将来の農業についての質問がありました。

 

ほ場整備「本城地区」の水稲作付け直後の全景

 

現地研修 ほ場整備のようす

 

 

 今回の現地研修を通じて、農業農村整備に対する学生のみなさんの関心が、さらに高まってもらえれば幸いです。

 来年もお待ちしております。