令和元年6月24日(月)、ほ場整備事業を実施中の平鹿高口地区と田ノ植地区において、地元の農業生産法人、農家の方を対象とした「地下かんがいシステム」操作説明会が行われました。

 平鹿高口地区は和村会館、田ノ植地区は吉田地区生涯学習センターでそれぞれ開催され、両地区合わせて約60名の参加がありました。 

 「地下かんがいシステム」とは、暗渠排水の設備に用水を注水できる機能を加えたもので、「排水」と「かんがい」の2つの効果を有するものです。暗渠管に用水を注入することで地下から水を上昇させて作物へ給水するかんがい方法です。秋田県では水田においても大豆などや野菜、花きなどの園芸作物の安定的な生産が可能になるとの考えから、このシステムの導入を進めてきました。

(※「地下かんがいシステム」について詳細は以下のリンクをご覧ください。)
  ・地下かんがいシステム利用マニュアル [7019KB]
  ・地下かんがいシステム利用マニュアル~リーフレット版~[2041KB]

  

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  管理水閘・地下かんがい調節閘の実物模型による操作説明

 管理水閘と地下かんがい調節閘については、普段は地中に埋まっていて見ることができませんが、パイプの内部が見えるよう表面の一部をくり抜いたものを使って説明が行われ、操作によって内部がどのように作用し、水が流れるのかがわかります。不具合や故障を防ぐため、操作ハンドルの地表面から上への出しっぱなし、ふたの開けっぱなし、力任せの無理な操作はしないようにとの注意がありました。また、注水口(水口側)から暗渠管にゴミが入らないように必ず「かご形の網(多孔パイプ)」を設置することや、安定して注水するためには水流と網を設置する向きに工夫が必要とのアドバイスもありました。 

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実際に注水口・管理水閘・調節閘を触りながらの操作説明

 続いて、システムが導入されている近くのほ場へ行き、実際に操作をしながら水の流れや、手入れ方法を確認しました。仕組みを説明された後の実践的な操作説明であったため、より理解が深まったようです。

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  農家のみなさんからは、「システムユニットを資料でしか見たことがなかったので、実物を見て触れられてよかった」「実際に使ってみたい」「維持管理の方法について知れてよかった」「操作説明会に来られなかった人にも使い方を教えたい」などの感想がありました。

 「地下かんがいシステム」により、栽培する作物に最適な水管理が実現することで、作物の品質向上、収量増加が期待されています。今回の操作説明会が農家のみなさんにとって今後の営農の手助けとなり、有意義な時間となったのであれば幸いです。