大館市の「上川沿(かみかわぞい)地区」では、平成27年度より県営ほ場整備事業(県事業名は農地集積加速化基盤整備事業)を実施しています。

 

 ほ場整備を実施することで、農地の大区画化はもとより、暗渠排水の整備や用排水路の分離により、農地を汎用化(水稲だけでなく畑作もできる)させることで、低コスト高生産型農業を目指しています。

 

 上川沿地区は、地区の中を縦断するようにJR花輪線が通っていますが、農地と農地を行き来するための金谷踏切の幅員は2.0mしかなく、遮断機や警報機もありませんでした。

 

 ほ場整備を実施すると農作業の効率が良くなりますが、この狭い踏切では通行時に危険を伴ううえに、大型農業機械などは迂回が必要になるため、効率が落ちてしまいます。

 

 このため、今回ほ場整備事業を契機に、踏切の拡幅工事を実施しました。工事完了後に安全祈願祭を行ったので、ご紹介します。

 

 拡幅工事前の踏切です。

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幅員 2.0m
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遮断機、警報機なし

  

 このように狭小な踏切を拡幅すると下のようになります。

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幅員 4.0mへ拡幅
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遮断機、警報機も設置

 

 これからは、自動車や農業機械も安心して通行することができるようになりました。

 

 その後、10月9日に現地にて安全祈願祭を行いました。

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 今後の安全を祈願して、踏切拡幅工事は完了しました。