令和3年1月29日(金)に秋田県由利地域振興局農林部農村整備課、秋田県土地改良事業団体連合会、由利本荘市土地改良区の職員が鳥海小学校を訪問し、小学校の近くに新しく設置した小水力発電施設(山崎小水力発電所)を地元小学生に知ってもらう機会として、出前授業を行いました。

 この発電施設は農業へ使うために流れている水路に設置されており、上流から下流へ流れる水の力を利用して発電します。その電力を売電して収益化することで、農家が利用する土地改良施設の維持管理費にあてるとともに、農業経営の安定化や農村の活性化を図る目的で整備されました。

 授業を受けた4年生は、農業に使われている水がどのように地元の田んぼまで運ばれているかということや、発電施設が整備されるようになった経緯、地元の発電施設でどのくらいの電力をつくることができるかなどについて学びました。

 

 

 小水力発電の模型でシミュレーションが行われ、発電の仕組みを実際に見ることで授業を通して学習したことの理解を深めていました。

 

 

 授業では多くの児童が積極的に質問をしたり、感想を発表したりしていました。

 質問や感想は以下のような内容があがっていました。

・「鳥海山の雪解け水は発電に使われていますか?」

 ⇒ そのとおりです。雪解け水が川になって、川から水路に引き込んでいます。

・「(模型を見て)実際の発電施設の大きさはどれくらいですか?」

 ⇒ 3mくらいの大きさです。

・「模型で水を流すと、水車が回ることによって発電してライトがついていました。水の力で発電する様子を実際に見ることができ、すごいと思いました。」

・「昔の水路は木や石で作られていたとのことですが、今の水路はコンクリートでできていて安心できると思いました。」 

  

 今回は、雪の影響もあり発電施設のある現地に行くことはできませんでしたが、今後機会があればぜひ見に行ってもらえればと思います。

 

 参考:最後に、新しくできた山崎小水力発電所の写真を貼ります。