画像:語り部交流会会場画像:語り部交流会開催状況

 平成27年1月29日(木)、秋田市の遊学舎で、「2014語り部交流会inあきた」が開催され、県内各地から約200名が来場されました。
 今回の語り部交流会は、秋田市街地近郊に広がる1,000haを超える水田の水源となる仁井田堰、孫左衛門堰、穴堰の三つの堰(農業用水路)の歴史や、開削に尽力した郷土の先人の足跡、現在までの保全管理や地域学習に関する取組を通して、身近にある農地や水の多面的な役割について再確認し、その農地や水を地域共有の財産として保全継承していくことで、地域の絆の強化や地域活力の向上につなげていくことができないかを考えることを目的に開催されました。

 はじめに、あきた森づくり活動サポートセンター所長の菅原徳蔵氏が、「三堰物語~水と緑が一番大事~」と題して、仁井田堰、穴堰、孫左衛門堰のそれぞれの歴史について紹介するとともに、水の重要性、水源の森づくりの大切さについて基調講演をしていただきました。

 続いて、その三堰の歴史の継承、保全管理、地域学習に関する活動報告として、ふるさと水と土指導員の伊藤清栄氏、秋田市立外旭川小学校校長の大野進氏、秋田市孫左衛門堰土地改良区事務局長の鈴木英弘氏よりそれぞれ報告していただきました。

 その後の「語りフォーラム」では、「三堰が語る農地・水の多面的役割」をテーマとして、秋田県立大学高橋順二教授をコーディネーターに、活動報告をしていただいた3人をパネラーに、菅原徳蔵氏をオブザーバーに様々な立場や観点からの意見を交わしました。

画像:基調講演
基調講演をする菅原徳蔵氏
画像:活動報告をする伊藤清栄氏
水土里のみちウォーキングin仁井田を紹介する伊藤清栄氏
画像:活動報告をする大野進氏
穴堰の郷土探訪学習について紹介する大野進氏
画像:活動報告をする鈴木英弘氏
孫左衛門堰の保全管理について紹介する鈴木英弘氏

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