令和2年11月17日、由利工業高校の生徒が由利本荘市西目町にある小水力発電施設(西目発電所)を見学しました。見学に訪れた生徒は電気科の1年生24名で、西目発電所内の様々な設備に関して管理事務所の職員による説明を受けながら、発電の仕組みや設備の特長などについて学んでいました。

 

 

 見学に訪れた生徒からは、「変圧器に使用されているナタネ油は万が一の漏えい時でも生分解性が高く土壌への汚染防止が図られているとのこと。環境へ配慮されていると知り、関心を持った。」、「無人でも遠隔で操作できる設備があったり、何か故障等があった場合には職員のスマートフォンに連絡が入ったりするシステムがあることを知り、大変驚いた。」といった感想が出ていました。

 今回の見学をきっかけに地域を支える様々な土地改良施設に興味を持ってもらえればと思います。

 

【西目発電所の概要】

 西目発電所は西目地区県営かんがい排水事業(昭和56年~平成2年)により建設され、由利本荘市土地改良区西目発電所管理事務所が管理しています。農業用水路の急斜面落差を利用して小水力発電を行っており、国の固定価格買取制度による売電を活用した取り組みもあわせて、土地改良施設の維持管理費の軽減や農業経営の安定を図っています。この施設は平成元年から稼働し、平成26~29年度にかけて行われた老朽化に伴う更新事業を経て、現在もなお西目地域の農業を支えています。

 

パンフレットはこちら→ 西目発電所パンフレット[2150KB]