横手市の三嶋集落で防災訓練が行われました
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令和元年11月3日(日)、横手市平鹿町醍醐の三嶋集落で、防災訓練を実施しました。
今回の防災訓練は、横手市に大雨警報が発令され継続的な降雨があり、近隣のため池が決壊するおそれがあると想定して行われました。
平鹿地域振興局農村整備課が主催し、横手市農林整備課・横手市危機管理課・横手市平鹿地域課・秋田県雄物川筋土地改良区・消防署平鹿分署・消防団・横手警察署・三嶋自治会の協力をいただいて、地域住民60名、総勢90名ほどが参加しました。
はじめに、ため池の管理者である土地改良区と消防団、自治会幹部がため池の状況確認を行いました。
災害が発生する可能性があると判断し、消防と警察が、ハンドマイクや広報車を使って住民の方に避難を呼びかけました。
避難場所は三嶋会館とし、自治会幹部が参加者名簿により避難者の確認をしました。
避難が完了すると、ため池やハザードマップの説明、意見交換、訓練の講評、非常食の配布が行われました。
意見交換では、屋内にいると避難の呼びかけが聞こえにくいという声がありました。これを受けて、横手市危機管理課からは、「雪囲いや窓の二重サッシによってどうしても聞こえにくくなってしまう。ラジオを活用して情報収集したり、隣近所で声を掛け合うなどしてほしい。」と伝えました。
講評では、「非常持ち出し品を持って参加している方がいて素晴らしい。薬とお薬手帳、眼鏡等も忘れずに入れてください。」「実際の避難の際には、両手が使えるよう傘はささずに合羽を着用し、道が浸水しているときにはストック等で足下を確認しながら移動してください。」と話がありました。
最後に、1Lの水と1箱(2個入り)の備蓄用パンを参加者一人ずつに配りました。
備蓄用パンは、5年間保存が可能なもので、チョコ・リンゴ・フルーツの3種類の味があります。訓練の数日前に試食をしましたが、やわらかくて食べやすく、おいしかったです。
今回の防災訓練が、住民の方の防災意識を高めるきっかけになったのではないでしょうか。非常持ち出し品の用意や、避難経路などについて今一度、家族間で共有していただきたいと思います。