美郷町浪花地区において、農業用ため池の決壊を想定した防災訓練を下記のとおり実施。

●目的:近年の豪雨災害の頻発化・激甚化を踏まえ、ため池災害に対する地域住民の防災・減災意識の醸成を図るため、ハザードマップ等を活用した「防災訓練」を実施。

●日時:令和5年9月10日(日) 午前9時~午前10時

●実施場所:美郷町浪花地区(大坂集落)

●想定状況:集中豪雨により日雨量200mmに達し、現在も時間雨量20mm以上の降雨が継続し、ため池管理者(美郷町千畑土地改良区)がため池の貯水状況を確認。貯水位が設計洪水位に達し、ため池堤体からの越水およびため池決壊の危険性が高いと判断。地元消防団の協力により大坂集落の住民に避難の呼びかけを行い、地域住民が避難。避難対象はため池周辺の15世帯、うち1世帯が安否不明の想定。

避難訓練準備

 

訓練開始前のミーティング。避難経路や役割分担を確認。

 

ため池の貯水量を確認。自治会長とため池管理者が協議し、消防団へ避難呼びかけの協力を要請。

 

ため池の貯水量を確認。自治会長とため池管理者が協議し、消防団へ避難呼びかけの協力を要請。

 

 消防車

 

避難要請を受け、消防団が地域住民に避難の呼びかけを実施。

 

 避難中

 

避難呼びかけ時に安否不明者ありとの想定で東分署に出動要請。対象者宅に出動し安否を確認。消防車両に乗車し避難場所へ送迎。

 

 受付

 

避難者の確認・受付を実施。

 

 講評

 

●閉会式:大曲消防署東分署による講評と美郷町農政課、仙北地域振興局農林部からあいさつを行い、最後に住民との意見交換を行い訓練終了。

●講評・あいさつ要旨 

 ・いざという時のために、災害が発生したら美郷町のどこに電話すればいいのか、どこに避難すればいいのかをあらかじめ確認して欲しい。

・早め早めの行動で自分の身を守って欲しい。

・災害対応は事前の準備と心構えが大切。今回の避難訓練を防災意識を高めるきっかけにして欲しい。