令和3年7月13日(火)に、秋田北鷹高校の生徒4名が就業体験(インターンシップ)に訪れました。

 北秋田地域振興局には複数の部署がありますが、農林部農村整備課で1日体験した内容をご紹介します。

 

 就業体験は、9時から16時までで、組織の概要についての説明や現場体験などを実施しました。

 その中でも、現場での体験の様子をお伝えします。

 

 まずは、今年度よりほ場整備工事が始まった、大館市の浦山(うらやま)地区の工事現場へ行きました。

 現況の小さな区画を、土の移動で大きくします。大きくした後には、均平(平ら)であることを確認しなければいけません。その確認作業を実際に体験してもらいました。

 学校でも測量実習を行っているとのことで、比較的スムーズにレベルを読むことができていました。

 帰庁後、測定した数値を取りまとめ、決裁をもらうまでの流れを体験してもらいました。

 

 

 次に、同じくほ場整備工事を実施している北秋田市の高野尻(たかのじり)地区へ行きました。

 ここでは、通常のほ場整備に加え、ICT機器の導入によるスマート農業実証を行っているため、実際の機器等について見学をしてもらいました。

 下記は生徒方へ説明した資料です。

 

 最後に、ほ場整備の高野尻地区に関連して、高野尻揚水機場へ行きました。

 昨年度に揚水機(ポンプ)の更新が完了し、建物やポンプが新しいものになりました。ここで、農業用水を揚水する仕組みや、各装置の役割について説明を行いました。

 

 現場の見学は以上の3箇所です。

 インターンシップの1日の最後には、若手職員の体験談発表や質疑応答などの時間を設け、生徒方の感想や意見交換を行いました。

 

 生徒からは、「特にスマート農業に興味を持った。スマートフォンで用水をかんがいしたり出来るのは、人手不足が進む中で、若者が農業に就きやすいと思った」と感想をいただきました。

 

 最後になりますが、今回のインターンシップをきっかけに、少しでも農業や農業農村整備に興味を持っていただければと思いました。