鹿角市八幡平の「切留平地区」で施工中の、グラウンドアンカー工が完了しました。

農地地すべり対策事業では、地すべりによる農地・農業用施設への被害を除去または軽減するため、地すべり防止区域として指定された区域内において水抜きボーリング、法面保護工などの地すべり防止対策工事を行います。

  • 事業名:農地地すべり対策事業
  • 地区名:切留平
  • 所在地:鹿角市八幡平字切留平
  • 地域外被害想定地域:田 127ha
  • 事業期間:平成25年度~平成29年度
  • 事業内容:
    • 調査・設計
    • 水抜きボーリング
    • グラウンドアンカー工 13本
写真:グラウンドアンカーの完成状況
グラウンドアンカーの完成状況です。アンカー工は、地すべりを起こしそうな土塊を鋼材などで貫き、鋼材の先端を安定した基盤にしっかりと定着させ引張ることで、地すべりが起こらないようにします。(鋼材の引張強さが重要です。)
写真:水抜きボーリング工の完成状況
水抜きボーリング工の完成状況です。地すべりを起こしそうな土塊内の水を抜くことで、地すべりが起こらないようにします。

写真:十和田八幡平国立公園の渓流と紅葉 写真:紅葉した枝葉の様子

切留平地区のさらに上流は、「十和田八幡平国立公園」として国立公園に指定されています。現場近くでは紅葉が見頃を迎えていました。

H29年度以降も調査・観測を引き続き行い、地すべりの兆候がないか確認していきます。