「三関せり」の収穫が始まりました。

 農地中間管理事業関連農地整備事業関口地区(以下「関口地区」)で整備したほ場で、「三関せり」の収穫が始まりました。

 「三関せり」は、湯沢市三関地域で栽培されている伝統野菜です。白くて長い根が特徴で根も一緒に食しており、きりたんぽの食材として古くから親しまれています。

 秋田県のほ場整備の特徴として、「秋田型ほ場整備」が挙げられます。これは、ほ場整備と併せて農地中間管理機構による農地集積、園芸メガ団地の整備による産地づくりを「三位一体」で推進し、効率的で収益性の高い農業経営を実現する取り組みのことです。

 関口地区は、平成30年からスタートした農地中間管理事業関連農地整備事業の秋田県第1号地区で、ほ場整備及び農地中間管理事業による農地集積と併せ、「三関せり」と「小菊」の園芸メガ団地を形成し、販売額1億円以上を目指し取り組んでいます。

ほ場整備後に道路の両側に建てられた「三関せり」のパイプハウス団地です。全部で31棟あります。
せりのハウス団地

 

 収穫前の「三関せり」の状況です。周囲の山地から流れる豊富な渓流水が用水路を通して常にパイプハウス内に流れています。
収穫前のせりの状況

 

 収穫した「三関せり」は、子供が乗るそりに載せて、道路まで運搬します。
そりに載せた三関せり

 

 「三関せり」の収穫は手作業で行います。
三関せりの収穫の様子