令和4年9月28日(水)、秋田県立大学アグリビジネス学科1年生45名により、北秋田市内の農業水利施設及び区画整理後のほ場にて、現地研修が行われました。
 
 はじめに、農業水利施設である「本城頭首工」を見学しました。
 頭首工とは、農業用水を取水するため、河川をせき止めて水位を上昇させ、農業用水路へ流入させる施設のことをいいます。
 
   本城頭首工は、一級河川米代川水系阿仁川に築造された巨大な農業水利施設です。
 
 現地では、農業用河川工作物としての設計上の留意点をはじめ、頭首工中央部に設けられた魚道(魚を遡上させるための通路)など、環境に配慮した施設構造などについて学びました。
  学生からは、施設の維持管理はどうしているかなどの質問がありました。
 
 
とうしゅこうのぜんたいの様子 見学の様子
 
 
 
 
 次に、平成28年度にほ場整備事業が完成した「本城地区」のほ場へ移動しました。
 本城地区へは、先ほどの本城頭首工から取水された農業用水が供給されています。
 
 ほ場整備により、農地の大区画化による農作業の効率化や、農地の汎用化による水稲以外の高収益作物(野菜、花き等)の作付けも可能となります。
 

 学生の見学している様子(圃場整備)

 
 
 ほ場では、稲刈り後の田んぼに実際に足を踏み入れてもらいました。
 どちらの現場でも、普段は経験できない事のためか、学生の皆さんは非常に興味深々でした。とても良い経験になったのではと思います。
 
 今回の現地研修を通して、1人でも多くの学生が農業農村整備に興味をもっていただけたら幸いです。
 
 来年もお待ちしております。