令和5年8月17日(木)、仙北地域振興局農林部農村整備課に今年度より配属された新規採用職員3名で、美郷町にある「農事組合法人 雁の里」に伺いました。

 (農)雁の里は農地集積加速化基盤整備事業を契機に、9つの集落営農の各代表者が集まり、令和3年1月に設立されました。令和3年度に大規模園芸拠点整備事業を活用し、ねぎの栽培管理機械や出荷調整施設等を整備し、令和4年度から栽培を開始しました。今年は、約5ha(約20筆)の農地において、役員13名、社員1名の計14名を中心にねぎの大規模経営に取り組んでいます。ねぎ栽培に取り組んでまだ2年目ということもあり、悪戦苦闘しながらも、多いときには1日約200箱のねぎを出荷しているそうです。パート従業員も雇用しており、中には農業経験の少ない方もいるそうですが、試行錯誤を繰り返しながらねぎの調製作業に取り組んでいました。

収穫作業の様子
箱詰め作業の様子

 

 

 

 (農)雁の里では、地域のモデル実証ほ場として、令和5年度にほ場に勾配を設けています。ほ場は、長辺方向約100メートルで、約10cmの勾配を設けており、地表排水などの効果が期待されます。また、農地集積加速化基盤整備事業で施工した暗渠もよく機能しており、排水性も良好であるとのことでした。

写真左 嶋田代表理事
傾斜を設けた実証ほ場

 

 

 

 私達3名も、実際にねぎの調製作業のお手伝いをさせていただきました。作業をしてみると、どの作業も繊細で、法人の方々の手際の良さやスピード感に圧倒されました。

新規採用職員も作業を体験しました!

 

 

 (農)雁の里で栽培されたねぎはどれも太く、歯ざわりが良いため、料理の主役をはることができます。箱詰めされたねぎは、JAから契約先の業者やスーパーなどに出荷されます。

出荷前のねぎ (選りすぐりのねぎが出荷されます!)