延年チョウクライロ舞(象潟町)

延年チョウクライロ舞。長く久しく生きるすがたの意味で永年長寿を願うものである。毎年6月の第2土曜日に象潟町小滝地区にある金峰神社の例祭に奉納される。県内でも珍しい永年長寿の舞である。すぐそばには奈曽川が流れ、その滝奈曽の白滝にも毎年多くの観光客が訪れる。

チョウクライロ舞は

  1. 九舎の舞
  2. 荒金の舞
  3. 子児の舞
  4. 太平楽の舞
  5. 祖父祖母の舞
  6. ぬぼこの舞
  7. 閻浮の舞

からなり3,4,5は子供達が舞い、そのほかは大人が舞う。また、チョウクライロ舞の前に、大人たちによる獅子舞、十二段の舞が登場する。

写真:チョウクライロ舞の前に大人達によって行われる十二段の舞
チョウクライロ舞の前に大人達によって行われる十二段の舞。

写真:当番宿で母親らの手助けで化粧、着替え等が行われる様子 写真:化粧、着替えが終わった子供

当番宿に集まった舞子の子供達。母親らの手助けで化粧、着替え等が行われる。当番宿は、地区の祭典や行事等の中心となる家で地区が4組に分かれ、一年交代で各組から当番宿をだす。当番宿には獅子舞、十二段の舞の獅子頭が安置される。

写真:御宝頭を先頭にして石段を登っていく様子 写真:舞の行われる土舞台をめざす
神社本殿での例祭を終え、御宝頭を先頭にした一行は石段を登り、舞の行われる土舞台をめざす。
写真:大人による荒金の舞
大人による荒金の舞
写真:子供たちによる小児の舞
子供たちによる小児の舞
写真:九舎の舞、荒金の舞でつかわれるお面
九舎の舞、荒金の舞でつかわれるお面

※平成16年1月に「小滝のチョウクライロ舞」として国の重要無形民俗文化財に指定

 

取材・編集:由利地域振興局 農林部 農村整備課

前のページへ戻る

農林部トップページへ