雄物川高校3年生を対象としたほ場整備工事の現場見学会が行われました
コンテンツ番号:43318
更新日:
令和元年6月12日(水)、田ノ植地区のほ場整備工事現場で、県内就職を希望する雄物川高校3年生の生徒を対象に、見学会が行われました。
秋田県の建設業の維持発展のため、建設業が担っている社会的意義や魅力を若い世代に知ってもらい、就職活動における選択肢のひとつとして検討してもらうことを目的として、平鹿地域振興局建設部と農林部が共同で実施しました。
はじめに県の担当者から、横手市内での「ほ場整備事業」の実施状況や目的などについての説明が行われました。農地を大きくするだけではなく、農道を広げたり、水路を使いやすく作り直すことによって、大型の機械作業もしやすくなり、効率の良い農作業ができるようになります。
続いて、ほ場整備工事を担当している建設会社に4月に在籍したばかりの雄物川高校OBの方が、近況報告や一人前の技術者になれるよう頑張っていることを生徒のみなさんに伝えました。
次に、現場にあるバックホウとキャタピラ式ダンプトラックに乗り込み、建設会社の方から操作を教えてもらう時間が設けられました。運転席の生徒は、戸惑いながらも慎重に操作していて、周りで見ている先生や生徒は、はらはらしながら見守っていました。
現場内はブルドーザーによる整地作業が始まる直前の準備段階で、古くなったコンクリート水路の撤去作業や測量作業が行われており、最後に、建設会社の方の積込作業を見学しました。以前のほ場で使用していたコンクリート水路をツメ式バックホウでダンプトラックへ積み込み、バックホウで荷台を均しました。プロの作業はなめらかかつ息ぴったりで、近距離で機械が動く様子は大迫力でした。
(※集められたコンクリート水路は再生プラントに運ばれ、再生砕石などの建設資材として再利用されます。)
現場見学会をする前は「ほ場整備」を知っている生徒さんは多くはありませんでしたが、熱心に説明を見聞きして、理解してくれたと思います。女子生徒のみなさんも、興味を持って機械に触れていました。
生まれ変わったほ場では、お米だけではなく、収益性の高い野菜などの畑作物の栽培もしやすくなり、平鹿地域の名産であるスイカやキュウリの生産量の増加が期待されています。
今年の秋には「生まれ変わった農地」が誕生する予定です。
見学に来てくれた高校生のみなさんも、新しくなる農地も、将来の活躍がとても楽しみです。