平成27年1月23日、東北農政局土地改良事業地区営農推進功労者表彰の表彰式が仙台合同庁舎において開催され、秋田県が推薦した農事組合法人 十二牲(じゅうにしょう)担い手生産組合(横手市)が東北農政局長賞を受賞しました。

 表彰式には、十二牲担い手生産組合の本間恒 代表理事が出席し、表彰状を受け取りました。

 十二牲担い手生産組合は、横手市の金沢地区の担い手育成基盤整備事業(ほ場整備事業)によるほ場の大区画化を契機として、県内でも早くから水稲直播や耕畜連携によるWCS(ホールクロップサイレージ)を導入し、作業の分散化と省力化を図っています。
 省力化により生じた余剰労力を活用した「露地キク」は、地域を代表する生産量となり、産地化に貢献するとともに、地域内雇用を創出しつつ複合経営を実現した組織経営体として、県内外のモデルとなっています。
また、小中学生の農業体験指導者として、地域内高齢者が能力を発揮するなど、地域の活性化にも貢献しています。
これらの営農・地域活動が評価され、表彰されました。

 今後も、地域の模範となるような営農が続けられることを期待しています。

※WCS(ホールクロップサイレージ)とは…とうもろこしや稲などの茎葉部分と子実部分を一緒に収穫し、サイレージ(発酵させた家畜用飼料)にしたもの。

画像:下村東北農政局次長から表彰状を授与される本間代表理事
下村東北農政局次長から表彰状を授与される本間代表理事
画像:受賞者全員による集合写真
受賞者全員による集合写真

東北農政局土地改良事業地区営農推進功労者表彰について

 東北農政局が平成5年から実施しているもので、国営・県営の土地改良事業地区において、土地改良施設等を有効に活用しつつ、創意工夫を凝らした生産・指導を行っている地区営農推進組織、農業生産法人等を表彰しています。本年度の受賞団体は十二牲担い手生産組合を含め4団体でした。