平成29年12月14日(木)湯沢文化会館において、第2回湯沢雄勝地域土地改良区統合整備研究会が開催されました。

会議の写真

 本研究会は、湯沢雄勝地域の4土地改良区(湯沢市中央、山田五ケ村堰、稲川、羽後町)が合併等に向けた検討を行うため、平成29年7月に設立され、今回が2回目の研究会となります。

 

 今回は、組合員の減少や耕作放棄地が増加している現状を受けて、将来の土地改良区はどう対応するべきか等について、委員が4グループに分かれてワークショップ形式による意見交換を行いました。

ワーキンググループの写真 ワーキンググループの写真

 ワーキンググループの写真ワーキンググループの写真

 続いて、意見交換の内容について、各グループごとに発表を行いました。

グループ発表の写真グループ発表の写真

 各グループからは、組合員が減少することで、「施設の維持管理が困難になる」、「土地改良区の運営体制が弱体化する」などの意見が出されました。

 また、耕作放棄地が増加することで、「隣接地も経営意欲が低下する」、「害虫が増え農薬コストも増加する」、「賦課未収金が増加する」など不安の声が多かった一方で、「経営規模拡大の機会となる」という意見もありました。

 こうした課題の解決に向け、「賦課金以外の収入を確保する必要がある」、「確実な販路を確保して農家の所得を安定させる必要がある」、「ドローン等の新技術を活用した維持管理の省力化が必要」などの意見が出されました。

 各グループとも活発な意見交換が行われ、今後の土地改良区のあり方を考えるうえで、大変有意義な研究会となりました。