秋田のグリーン・ツーリズムが「もったいないマーケット」とコラボした!!
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「もったいないマーケット×(コラボ)秋田県」が開催されました。
平成22年2月28日(日)、「アサンテサーナカフェ」(東京都目黒区三田)を会場に「もったいないマーケット×(コラボ)秋田県」が開催されました。(主催:田舎会社東京支店・秋田花まるっグリーン・ツーリズム推進協議会・秋田県農山村振興課)
「アサンテサーナカフェ&第3世界ショップ」は、こんな素敵なカフェ&フェアトレードショップなんですよ♪かわいらしいスタッフさん。そして、お店に並ぶ世界中のフェアトレード商品たち、カフェは大きくはありませんが、ぬくもりのあるつくりです。
※アサンテサーナとはスワヒリ語で「ありがとう」の意味です。
東京の大学生たちが「田舎会社東京支店」を立ち上げ、全国の農家を応援する取り組み(例えば、規格外で出荷できない野菜の処理に悩む農家さんと連携し、集荷と販売を行うなど)や地方の生産者と都市部の消費者の距離を近づける取り組みを行っています。
この取り組みの一環として、毎月1回「アサンテサーナカフェ」で「もったいないマーケット」を開催しているのですが、今回は秋田県内で都市と農山村地域を結びつけるグリーン・ツーリズム活動に取り組んでいる県内の母さんたちと共同でこのマーケットを開催しました。
今回のイベントでは、5つのメニューを企画しました。それぞれの様子を写真とともにお伝えします。
- もったいないマーケット
- ガーデンカフェタイムの佐々木利子さんによる「リース作り体験」
- 農家民宿星雪館親子による「味噌たんぽづくり体験」
- いなかふぇ
- トークライブ
もったいないマーケット
全国の野菜販売とともに、今回は秋田からの様々な野菜や加工品などをメインに販売しました。秋田からは、西木のホウレンソウや小松菜、おやきやゆべし、各種の漬け物のほか、西仙北で農業体験を受け入れている阿部忍・玉枝さんの作る「ここだパン」、ガーデンカフェタイムの佐々木さん手作りのみつろうやリース、ハーブオイルなどが販売されました。毎月のこのマーケットを楽しみにしていらっしゃる常連のお客さんや、近所に住んでいて通りかかった方など、多くの方が買い物を楽しんでくれました。
いなかふぇ
秋田の母さんたちの料理をカフェメニューとして提供する企画でした。メニューは西木の母さんたちが丹誠込めて作ったなきりたんぽ鍋・山の芋汁、そしてスイーツはガーデンカフェタイムの佐々木さん特製のハーブ入りケーキとクッキー、そしてハーブティーでした。
来店したお客さんは、このイベントを知ってきてくれた方もいましたが、普段からカフェにいらしているお客さんもいて、きりたんぽ鍋を食べながら仕事をしたり、本を読んだりとリラックスしてステキな雰囲気が漂っていました。
味噌たんぽ作り体験
仙北市西木の農家民宿星雪館の門脇昭子さんと富士美さん親子による「味噌たんぽ作り体験」でした。この企画には親子で参加してくれたお客さんもいて、ママと子どもが一緒に作っているところをパパがビデオで撮影するといった微笑ましいところもあり、また門脇親子が見本で作る様子がなめらかで手際がいいのに、お客さんからは感嘆の声もあがりました!!
リース作り体験
全国ガーデニングコンテストで金賞を受賞した、にかほ市のガーデンカフェタイム佐々木さんを講師にリース作り体験が行われました。初めて作った方がほとんどでしたが、佐々木さんの丁寧なアドバイスで、とっても素敵なリースが出来上がりました。リース作りが終わった後は、みんなでハーブティーを飲みながら、ハーブのお話で盛り上がりました。
トークライブ
田舎会社東京支店の中原知里さんをコーディネーターに、門脇昭子さん・佐々木利子さん、秋田を離れ東京でくらしながら秋田の事を応援する活動を行っているWe Love Akitaの松橋さん、そして秋田のグリーン・ツーリズムが大好きで「田舎ナビゲーター」として活動している石田さんの4名をパネリストにトークライブを繰り広げました。
壁一面に秋田の風景や人、そして食の写真が敷きつめられた会場で、映像を交えた秋田トークは盛り上がり、まさにここは「秋田」そのものでした。
星雪館の門脇母さんやガーデンカフェタイムの佐々木さんが開業したきっかけや、日々お客さんと交流する中で思うことを語り…
We Love Akitaの松橋さんは、東京に住みながら秋田を応援するために秋田魂心会やファーマーズマーケットプロジェクトなど、様々な活動に取り組んでいること。そして外から見た秋田と将来についても…秋田は変わらないでほしい。でもこのままじゃいけない。秋田の良さ・守るべきものを伝えていくのがボクらの役目だ」と熱く語り…
そして、田舎ナビゲーターの石田磬さんは自分の子どもが修学旅行で秋田に来たことがきっかけで自分自身が秋田にのめり込んでしまったこと、そして特に大好きな西木のことをたっぷりと語ってくれました。
コーディネーターの中原さんに、「私も秋田にホントに行ってみたくなっちゃいました!!」と言わせるほど、秋田の魅力を会場のみんなが共有できたんだと思います。
そして、今回のイベントの影の主役が1名。We Love Akitaの秋元さんです。
彼は、このイベントをTwitterとUstreamで全世界にネット生中継してくれました!!
ここ最近様々な著名人や国会議員などもTwitterを活用していますが、秋田のグリーン・ツーリズムでは当日参加できない方にもこの雰囲気を味わってほしいと考え、秋元くんに中継をお願いしたところ、この提案を快く受けTwitterとUstreamでネット生中継をしてくれたのです。
朝からずっとイベントを中継してくれていて、TwitterとUstream上で多くの方がこのイベントをリアルタイムで楽しんでもらえたようです。
また、以前県職員ブログで紹介されていた、YokotterプロジェクトのみなさんからもTwitterを通して告知や開催後のフォローアップをしていただきました。(また、秋元くんはYokotter東京支部長でもあります)
終わりに
今回、多方面の皆さまのおかげで、無事「もったいないマーケット×秋田県」を終えることが出来ました。もともと地域の問題を解決したり元気にする活動を行っている田舎会社東京支店のみなさんと連携してイベントを開催できたことで、単純に秋田のグリーン・ツーリズムのPRが出来てよかったということではなくて、全国の地域が困難な課題を抱えながらも頑張っていて、そういう地域のみんなを応援してくれている都会側・消費者側の存在を強く感じることが出来たこと、そしてこういった応援活動をしているみなさんとつながることが、これからの秋田にとって、とても重要なこと。
生産者と消費者の距離が遠いなか、こういった形で両者を近づけることも地域を元気にさせる一つの道で、今回の取り組みが生産者と消費者の距離を縮め、消費者が生産者個人個人のファンになるようなきっかけになればと考えます。
今回の「もったいないマーケット×秋田県」を企画運営・協力・そして参加していただいたみなさん、(WWBの西村さん、田舎会社東京支店の中原さん、WWBインターンの斎藤さん・佐藤さん・三枝さん、アサンテサーカフェ・第3世界ショップのみなさん、グリーン・ツーリズム西木研究会の佐藤貞子さん・門脇砂絵美さん、農家民宿星雪館の門脇昭子さん・富士美さん、ガーデンカフェタイムの佐々木利子さん、アイターン農産の阿部忍さん・玉枝さん、田舎ナビゲーターの石田磬さん、We Love Akitaの秋元さん・松橋さん、Yokotterプロジェクトのみなさん、秋田花まるっグリーン・ツーリズム推進協議会のみなさん ほか協力・参加いただいた多くのみなさん)ありがとうございました!!
県内には、今回参加していただいた実践者のほかにも多くのみなさんがグリーン・ツーリズムに取り組んでいます。
実践者のみなさんと共に、今後も県内・県外の都市部の方へグリーン・ツーリズムの魅力を伝えていくこととしています。
そして、「おかえりなさいが言いたくて。ただいまが聞きたくて。」
そんな気持ちでグリーン・ツーリズムに取り組む実践者は、みなさんのことをお待ちしています♪
- イベント当日のつぶやきもご覧ください→Twitter(検索する場合は #akita_gt で)
- Yokotterプロジェクトからの協力もありました→yokotter
- グリーン・ツーリズムの情報はこちら→「秋田花まるっグリーン・ツーリズム推進協議会」