10月12、13の両日、秋田市雄和の国際教養大学で『第3回AIU祭・AIUフェスティバル2008』が開催されました!

画像:AIU道の駅の皆さん

期間中、B205教室では国際教養大学の「EEC」が、学生達自らが育てたハーブを用いたハーブティーを出すカフェ「AIUみちのえき」をオープンしました。
EECは、正式名称を「Ecology and Environmental Club」 という部活動で、農業を通した環境教育の促進と学内美化を目的とし、市民農園を利用した、野菜の栽培と学内での販売や、学内花壇の整備と、ハーブ栽培を主な活動としている学生のグループです。
秋田県と秋田花まるっグリーン・ツーリズム推進協議会は、このEECのブースと協力し、秋田県内のグリーン・ツーリズム実践者の方々とともに、自家生産・自家加工品の販売、県内グリーン・ツーリズム情報の提供をおこないました。

秋田花まるっグリーン・ツーリズム推進協議会と共に、出展した実践者の方々

農家民宿星雪館:門脇富士美さん(12,13日)

  • やきもち、ゆべしの販売(EECのメニューとして)
  • やきもち、ゆべしの試食

農家民宿ファームイン緑の風:佐々木常安さん(12日のみ)

  • 樺細工のクラフト販売
  • 樺細工の加工体験

農家民宿さくら・イン:三村敏子さん(13日のみ)

  • 自家生産の無農薬野菜の販売

農家民宿ぺんしょん孫兵衛:田口正幸さん(12,13日)

  • 自家生産野菜、自家生産古代米のシソおにぎり、自家生産トマトの自家製ジャム、自家生産米粉入麺、自家生産古代米の販売
  • 自家製カボチャの蒸し菓子、食用ほおずきなどの試食

百笑村:佐々木義実さん(12,13日)

  • 自家生産こだわり米、米粉、米粉パン(EECのメニューとして)の販売

画像:AIU道の駅ブースの様子1

このほか、協議会と県では、グリーン・ツーリズムに関するパンフレット提供や、お勧め農家民宿、農家レストラン、農山漁村体験相談にのりました。

画像:AIU道の駅ブースの様子2 画像:AIU道の駅ブースの様子3

国際教養大学ということもあり、いらっしゃる方の中には日本語の話せない方もいらっしゃいましたが、英語の話せる農家民宿さくら・インの三村さんや、バイリンガルな学生達があいだにはいってグリーン・ツーリズムの説明をしたほか、おやきや米粉パンを食べながらハーブティーを飲んで、グリーン・ツーリズムの冊子を読みながらのんびりくつろぐ親子連れや、学生グループなどでにぎわいました。

画像:AIU道の駅ブースの様子4 画像:AIU道の駅ブースの様子5

また、多くが県外出身者でありながら、なかなか秋田の農山村など地域の方々との接点が少ない国際教養大学の学生達にとっては、秋田の農山村でグリーン・ツーリズムを実践している方々と直接話が出来るいい機会にもなり、カフェは同時にフリートークのスペースとしても盛り上がりました。
そこでは、学生ならではの農家民宿・レストランとのつきあい方を話したり、農林漁家のお父さんおかあさんの持つ技術、味、生活スキルなどを直接見聞きして学ぶ場になりました。

参加したグリーン・ツーリズム実践者も、思いの外若い方々が農業や農家に興味を持っているという実感をこのイベントに参加したことにより得ることができましたし、普段ではなかなか接することの出来ない大学生をグリーン・ツーリズムに誘うためのいい機会になりました。このことは、今後の活動のはげみにもなると思われます。

画像:ブースでのフリートークの様子1 画像:ブースでのフリートークの様子2
学生と実践者、それぞれの思いを語り合う

また、古代米を使ったシソおにぎりや米粉パン、おやきなどは、学内にいる学生達のあいだでその美味しさが噂を呼び、わざわざそれをもとめて「AIUみちのえき」に訪れる学生もいました。

画像:おやきを食べる
噂の美味さ、特製おやきをパクッ!

農家民宿や農家レストランは、それに携わる方々にとっての経営の多角化といった財政面の効果や、観光資源としての価値がある一方で、農林漁業に興味を感じているビギナーな方にとってはその入り口となるものであり、そこでは農林漁業や農山漁村の持つ楽しさや厳しさも含めた魅力を都市住民にわかりやすく伝えるインタープリターとしての役目を果たしており、様々な分野や方面への有機的なつながりによるPRが今後も重要となります。

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