野村地区(男鹿市北浦)のほ場整備事業の紹介
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野村地区では、今年度から本格的に区画整理工事に着手しました。当地区は完全な未整備地域であり、中山間地域特有の急峻な地形と大きな田差が特徴的な現場であります。このため工事の施工に際しては、これまでのほ場整備の標準的な考え方が当てはまらないことが多々あり、その都度、柔軟な対応が求められました。今年度は21.5haの区画整理工を行っておりますが、今回の整備により、不正形で狭少なほ場は効率性の高い大きな区画となったほか、水路は用排水路が分離され、農道の幅も広がり大型農業機械の走行が可能なほ場へと生まれ変わりました。
【野村地区の概要】
- 事業名 :農地集積加速化基盤整備事業
- 地区名 :野村地区
- 実施期間:令和2年度~令和7年度
- 受益面積:45.4ha
- 総事業費:11億5千1百万円
【地区の営農構想】
当地区は、受益地のすべてが男鹿国定公園内にあり、取水源である一ノ目潟は国の天然記念物に指定されております。また、豊かな自然の中に位置しており、近隣には男鹿温泉郷やあじさい寺として近年注目を集めている雲昌寺等の観光施設等があります。当地区は農事組合法人「一ノ目潟ファーム」に地区内の農地を全て集積し、えだまめ・かぼちゃ・ねぎ等の高収益作物の導入や耕畜連携による化学肥料を使用しない有機的循環型農業による他産物との差別化・ブランド化を検討しているほか、観光施設と連携し直接販売を行うなど地域の販売額増加を目標に取り組んでいくこととしております。
着手前 全3工区中一番南側です。 | 着手後 綺麗な形に整形されました。 |
着手前 真ん中の工区です。 | 着手後 複雑な線形の道路は直線になりました |
着手前 北側の工区です。 | 着手後 より広い農地に整備されました。 |