令和3年6月3日(木)、ほ場整備実施中の「畑谷地区」で秋田市認定農業者協議会によるスマート農業研修会が開催されました。

 研修会には、多くの認定農業者や関係者が参加し、「農事組合法人はたやファーム」による自動で直進走行が可能な田植機による「密苗」の田植え、「ファームビルド株式会社」による自動で薬剤散布が可能なドローンの実演や「有限会社芝野農興」による薬剤散布ボートの実演が行われました。

 「畑谷地区」は、令和1年から県営のほ場整備事業が開始され、今年で3年目を迎える継続中の地区です。実演が行われたほ場は、昨年度に0.1ha/枚だった田んぼをおよそ1ha/枚に拡大(およそ10枚を1枚に)する工事を行ったため、大型機械の導入とその能力を最大限に発揮させることを可能にしています。また、今後は高収益作物への転換ができるよう、暗渠排水の施工も予定しています。

ほ場整備事業についてもっと詳しく

研修会様子
研修会の様子
直進アシスト田植機
走行中に運転手による苗補給が可能
苗 真っすぐ
真っすぐ苗が植えられる様子
ドローン
自動で農薬散布を行うドローン
ボート
薬剤散布ボート
NNPR
ほ場整備のPR

「農事組合法人はたやファーム」はほ場整備事業を契機に令和2年度に設立された農業法人であり、県の低コスト技術等支援事業を活用して、自動直進アシスト機能付きの高密度播種苗対応田植機を導入しました。当該事業は、目標年度に水稲作業面積が30ha以上あることが求められますが、最新の機能を備えた大型農業機械の導入に活用できるため、多くの法人等が活用しています。