県では、本年度、人口減少の著しい中山間地域において、都市部にはない地域資源を生かした取組を通じて、農地の維持や中山間地域の活性化、交流人口の拡大等を図り、地域に愛着と関心を持つ人が増えるような「魅力ある里づくり」のモデル地域を育成するため「魅力ある里づくりモデル事業」を創設しました。
 今年度モデル地域として2地域を選定し、このたび「大仙市大沢郷宿地域」において、今後の地域活性化の方策を考えるためのアイデア会議を開催しました。

 

<開催内容>

(1)講演会

    演 題 : 地域の魅力ある資源の発見と活用
         ~人づくり環境づくりに繋げていくために~
    講 師 : 岩手県立大学 講師 役重 眞喜子 氏

(2)アイデア会議

   会 議 内 容   : 「魅力ある里づくり計画」を策定するためのアイデアだし など
          ファシリテーター: 平元 美沙緒 氏

<ファシリテーターとは>
 話し合いの場を「中立的な立場」で進行する役割の人のこと。

 平元氏の場合は、自分の意見・発言は控え、参加者の意見を促進して会議の場を活性化させることが主な仕事とのこと。ファシリテーターのような立場の人間が加わることで、対立を防ぎ、話し合いが和やかで建設的なものになって「今後私たちはどうするのか?」と主体的な意見やアイデアが生まれやすくなるとのことです。
 また、平元氏は「ファシリテーション・グラフィック」を得意としており、会議を進行しつつ、その内容を模造紙等に書き出すことで「議論の見える化」を図っています。

 

 <会議を終えて>

 ◆役重先生には、自身が田舎に移住した経緯を含め、多く地域活性化に係る事例を紹介していただきました。全てが成功した良い例ではないが、地域にある物や人をとことん生かし切ることが大事。誰かがやってくれるではダメ!「地域の人」たちができること!やりたいことをやって地域を元気にして欲しい。また、地域の味方になってくれる若者は地域内外にたくさんいるので結びつきを大切にして欲しいとの意見をいただきました。

 ◆ワークショップでは、現在の魅力ある里づくり計画に対する「現状・課題・展望」を議論し合いました。課題としては、空き家の増加や人手(若者)・情報発信能力の不足などが多く上がりました。将来展望としては、多くのアイデア・意見が飛び交いましたが、1回のワークショップだけでは話をまとめることができませんでした。

◆今後は、魅力ある里づくりに向け、実効性や継続性等まで煮詰めた企画を立案するため、今年度中にあと数回地域でワークショップを開催していく予定としています。

 

 

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<アイデア会議のチラシ>

  にしせんぼくアイデア会議(チラシ)PDF

  

<魅力ある里づくりモデル事業について>

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