重症熱性血小板減少症候群(SFTS)患者の発生について
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県内において、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)患者の発生が報告されましたので、お知らせします。
詳細は「ダウンロード」欄をご覧ください。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは?
中国・韓国・日本を含むアジア地域に分布するマダニの刺咬により経皮感染します。
SFTSを発症した動物(犬や猫など)に咬まれた後に感染して死亡した患者の報告があります。
また、SFTSの患者の治療やケアを行う医療従事者や家族等において、血液や体液などから感染した例もあります。
SFTSの潜伏期は6~14日間で、発熱、倦怠感、頭痛などの症状で発症することが多いです。消化器症状が伴うこともあります。
マダニの刺し口は痂皮を形成しないことも多く、刺咬痕が認めらることは少ないといわれています。
SFTSは重症化しやすいため、発症から早期に医療機関を受診することが重要です。
春から秋(3月~11月)にマダニの活動が活発になるとされており、注意が必要です。
次の点に注意して、感染を予防しましょう。
マダニは主に草むら・やぶ等に生息していますので、おでかけの際は、次のことにお気をつけください。
① 農作業、草むら、やぶ等に行く前
・長袖、長ズボンを着用してできる限り素肌を出さない。
② 農作業、草むら、やぶ等からの帰宅後※
・速やかに入浴し、念入りに身体を洗い流す。
・脱衣後の衣類は室内に持ち込まない、又はすぐに洗濯をする。
③ 犬や猫などの動物を飼育している場合
・散歩中、草むらややぶに入らない。
・帰宅後は、動物の体のすみずみを確認すること。
・マダニ予防薬の投与を定期的に行うこと。