国内における麻しん(はしか)患者の増加について

  • 現在、世界各国や国内においても、麻しん(はしか)の患者が増加しています。
  • 海外渡航後の感染、また国内での感染にも注意が必要です。
  • 麻しんについて(厚生労働省)

  https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/measles/index.html

  • 海外渡航者への麻しんの注意喚起(厚生労働省)

  海外においては、ヨーロッパ地域における症例報告数は前年度の30倍以上に急増し、重症者や志望者も確認されています。
  また、訪日外国人が多い地域である東南アジア地域についても、症例報告数が多い地域の一つとなっています。

  海外へ渡航される方へ(厚生労働省) [476KB]

  海外から帰国された方へ(厚生労働省) [532KB]

  麻しん(はしか)の感染事例が報告されています!(厚生労働省) [330KB]

県民のみなさまへ

  • 麻しんの感染が疑われる場合は、受診前に必ず医療機関に電話し、医療機関の指示に従って受診してください。
  • 麻しんを予防する有効な手段はワクチン接種です。

1歳児と、5~6歳児(就学前年度)は、国が特に定めた定期予防接種の対象者です。対象期間内に接種した場合は、接種費用が公費負担されます。詳細はお住まいの市町村に御確認ください。対象年齢になったお子さんは、なるべく早く接種を済ませましょう。

麻しんとは

麻しんウイルスによる感染症です。
感染力が非常に強いことが特徴で、発病者と同じ部屋にいるだけで感染することがあります。
肺炎や脳炎などの合併症を起こすこともあり、重度の後遺症を残したり、非常に重篤となると死亡する場合もあります。

  1. 感染経路:空気感染
  2. 潜伏期間:10~12日
  3. 感染可能期間:発病1~2日前(発疹出現の3~5日前)から発疹出現後4~5日後
  4. 症状:初期症状は発熱、咳、鼻水などかぜと似ており、高熱と全身へ広がる発疹が特徴的です。(予防接種を1度だけ受けた人などの中には、免疫が不完全な人もいます。そのような人が麻しんに感染した場合、典型的な麻しんとは異なる症状になることがあります。)

 秋田県内の発生状況

  • 平成25年以降     0件
  • 平成23年~24年  各1件
  • 平成21年~22年   0件
  • 平成20年     158件
  • 平成19年     182件

麻しんを含む最新の感染症発生状況は、秋田県感染症情報センターホームページをご覧ください。

全国の状況

全国の麻しん報告数は、国立健康危機管理研究機構(JIHS)感染症情報提供サイトをご覧ください。

保健所を通じて検体を提出ください

届出基準に合致する症例は、ただちに(24 時間以内)に感染症法に基づく届出が必要です(検査未実施の「臨床診断例」を含む)。
届出した症例は原則、行政検査を行います。
検体(咽頭ぬぐい液、血液(EDTA)、尿)の採取・提出方法は最寄りの保健所にお問い合わせください。
届出後に、検査結果等で麻しんではないと判断された場合は、届出を取り下げます。

院内感染対策

 

厚生労働省 指針・ガイドライン