つつが虫病の検査
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1.対応検査項目
検査は原則として平日のみ、県内医療機関から受け付けています。
1)抗体検査(県の事業 日常的に対応)
検査材料:血漿
EDTA・2Na加採血管に 2~5 ml 採血(全血)し、冷蔵で当センターへ送付してください。血漿分離は当センターが行います。
*抗凝固剤入りの採血管がないなど、やむを得ない場合は血清あるいは抗凝固剤なしの試験管に採血し、そのまま送付してください。
対応可能血清型
Gilliam、Karp、Kato、Shimokoshi、Hirano/Kuroki、Irie/Kawasaki
このうち、Gilliam、Karp型は秋田県で多く発生する遺伝子型(Japanese Gilliam、Japanese Karp-1)の抗原株を使用しています。
検査結果
FAX で受付当日~翌日中にお知らせします。金曜日午後に受付した検体は、翌週月曜日以降の報告となる場合があります。
また、採血のタイミング(病日)によっては患者であっても抗体が検出されない、あるいは抗体価がかなり低値であるといった理由から判定が保留となる場合があります。つつが虫病かどうかを確実に判断するには、回復期の血液を採血していただき、抗体価上昇の有無を確認することが必要となります。
2)遺伝子検査 (※研究事業、 受付は要相談)
つつが虫病の病原体 オリエンチア・ツツガムシ(Orientia tsutsugamushi )特異的 primer を用いた PCR 法による検査です。
検査材料
全血または刺し口の痂皮、水疱、潰瘍組織
全血は抗体検査と同様 EDTA・2Na 加採血管に 2~5 ml 採血してください。抗体検査用の採血(全血)をした場合は、遺伝子検査も同じ血液で行うことができるため、採血管は1本で結構です。
Orientia tsutsugamushi の検出率は、血液よりも刺し口組織の方が高いため、検体は両方採取することをお勧めします。
検査結果
受付後 1週間後を目途に FAX でお知らせします(検出または不検出)。
2.検査依頼方法
- 各検査に必要な検体と調査票
*調査票は記載漏れのないようにお願いします。
*Excel版の調査票を使用する場合、入力項目の変更はお控えください。
調査票はこちら
<PDF版>・検査依頼調査票(初回用)
<Excel版>・検査依頼調査票(初回用) [225KB]
- 確定診断を目的とした遺伝子検査のみの依頼は受け付けていません。
- 検体送付前に当センターへ電話連絡をお願いします(ウイルスチーム TEL 018-832-5069 )。
3.つつが虫病との鑑別検査
当センターは、つつが虫病の他、下記の検査にも対応しています。検査を希望される場合は、当センターもしくは最寄りの保健所にご相談ください。