腸管出血性大腸菌感染症について
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腸管出血性大腸菌感染症の発生が確認されましたので、お知らせします。
詳細は「ダウンロード」欄をご覧ください。
腸管出血性大腸菌とは?
人や家畜の腸内に存在する大腸菌のほとんどは無害ですが、いくつかのものは、人に下痢などの消化器症状や合併症を起こすことがあります(病原大腸菌)。
病原大腸菌の中に、毒素を産生し、出血を伴う腸炎や溶血性尿毒症症候群(HUS)を起こす腸管出血性大腸菌と呼ばれるものがあります。
次の点に注意して、感染を予防しましょう。
(1)トイレの後、動物に触れた後、おむつ交換の後、食品を取り扱う際は、石けんを使ってよく手を洗いましょう。
(2)食品を取り扱う際は、特に次のことを守りましょう。
① 中心部まで十分な加熱をしましょう。(目安:75℃、1分以上)
② 調理器具(まな板、包丁、ふきん、さいばし、スポンジ等)をよく洗いましょう。
③ 生肉を調理した器具は他の食材に触れないようにしましょう。
④ 野菜や果物を生で食べる場合は、流水で十分に洗いましょう。
⑤ 焼く前の肉と焼いた後の肉を扱う箸やトングは分けましょう。
⑥ 調理後は室温に長く置かず、早めに食べましょう。
(3)腹痛、下痢、おう吐、血便などの症状があったときは、医師の診察を受けてください。
※自己判断で市販の下痢止めを服用し、重症化した例もあります。