エコ活動情報紙「あきたワンだぁエコ」を公開中です!
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「あきたワンだぁエコ」は、「地球の未来のために、一人ひとりができること」をテーマに、県内で環境にやさしい取り組みを実践している人、これからはじめようとしている人たちを後押しするため、秋田県地球温暖化防止活動センター(センターの公式ウェブサイトに移動します)が発行している情報誌です。
最新号のご紹介
2024年12月発行号「持続可能な未来につながる家づくりを!快適・エコな省エネ住宅」
最新号のPDFのダウンロードはこちらから(秋田県地球温暖化防止活動推進センター公式ウェブサイトへ移動します)
脱炭素でお得な快適住宅に!
建物の利用で排出される CO₂は、日本全体の排出量の約3分の1を占め、くらしの中でのエコ意識は重要です!
地球とお財布に優しく快適なライフスタイルにとって重要な「断熱住宅」などについてご紹介します♪
秋田の住宅の CO₂排出の特徴
秋田県は、同じ日本海側の山形県と比較すると暖房の利用による排出量の割合が大きく、寒さが厳しい北海道や青森県と似た傾向にあります。
効率的な暖房利用は、エネルギー使用量と料金の抑制に貢献します!
住宅の「断熱性能」を高めて暖房を効率的に使用しましょう。特に、室内の暖かさが流出する窓の断熱対策は重要です!
熱の流出割合(外気温マイナス2.6℃想定)
- 窓から全体の58%の熱が流出しています
- その他(屋根 5%、換気 15%、外壁 15%、床 7%)
(引用:一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会「冷暖房時の開口部からの熱流出割合」)
既存の住宅でも「断熱リフォーム」で省エネ&快適な家づくりが可能です!
今の住宅の断熱性能や予算に応じた断熱リフォームを考えてみましょう。
住宅全体のリフォーム
- 確実に断熱性が向上
- 工期が長くコスト高
1階だけなど施工範囲を区切った部分のリフォーム
- 比較的工期が短く、低コスト
- 冬季に空間の温度差が顕著になる
窓だけなど特定の部位だけのリフォーム
- 工期が短く、低コスト
- トータル的な断熱性能の確保が難しい
全体的に断熱性能を高めて温度のバリアフリーを実現できると理想的です!
お得で快適なくらしを実現するための4つのアクション
- 断熱リフォーム
- 省エネ家電への切替
- 再エネの有効活用
- ウォームシェア&クールシェア(効率的にエネルギーを使う)
アクションを通じて光熱費も削減できます。地球にも身体にも優しい住まいを実現しましょう!
地域センターの活動報告
第 22 回あきたエコフェス~ゼロカーボンと 3R で変わる未来~
10 月 12 日・13 日の両日開催(来場者数 48,000 人)
56 の企業や団体が出展し、環境保全や脱炭素の取組を来場者に紹介しました。大人から子どもまで幅広い世代の皆さんに、環境について楽しく学び、関心を持っていただく機会となりました。
環境あきた県民塾~基礎講座・エキスパート講座~
地域センターでは、県民の皆さんが環境問題に関する基本的な知識などを学ぶことができる「環境あきた県民塾」を開催しています。
基礎講座(能代市を主会場に計 6 回開催)
令和6年度は計 26 名が参加し、再生可能エネルギー関連の講座を中心に学びました。
エキスパート講座(気候変動適応のミステリー:気候変動~今そこにある危機~)
環境省東北地方環境事務所から講師(地域適応推進専門官 金 鋼一 氏)を招いて、ワークショップ形式で開催し、大館市、秋田市、横手市の3会場で計 42 名が参加しました。
グループワークでは、参加者同士の意見交換なども行いながら、熱中症対策をはじめとする気候変動影響への対策について学びました。
地域のみなさんとの協働活動
地域センターでは、各地域で環境活動を行っている団体と協働で、環境学習会や視察研修を開催しています。一般の方も参加できますので、興味がある方は事務局(TEL 018-853-6755)にお問い合わせください。(※R6は全日程が終了しましたのでご了承ください。)
県央地区「由利エコプロ」
- 一般参加者も交えたワークショップを開催。気候変動の「適応策」について考えました。
- 視察見学では、リサイクルや SDGs について学びました。
県北地区「あきたエコ活動県北協議会」
- 講話とエコクッキングを通して、食品ロスの現状や削減対策について学びました。
- 矢立峠にて、ガイドのもと森林(天然秋田杉)の現状視察を行いました。
県南地区「あきたエコマイスター県南協議会」
- 前仙北市長の門脇光浩氏を講師に招き、仙北市と SDGs をテーマにお話しいただきました。
- 自然観察会を通して、生物の多様性や自然との共生について学びました。
団体加入者の募集・活動支援制度のご紹介
各団体では、一緒に活動してくれる人を募集しています。
また、地域センターでは、環境活動を行っている団体(※)に活動資材の提供などの支援を行っています。
興味のある方は事務局 ( 認定NPO法人環境あきた県民フォーラム)までお問い合わせください!
※「秋田県地球温暖化防止活動推進員」または「あきたエコマイスター」が所属していることが要件です。
脱炭素地域づくりの取組み「おおだてゼロカーボン」
令和3年、大館市は、2050 年までに二酸化炭素実質排出ゼロの実現に取り組む「ゼロカーボンシティ」を宣言しました。ゼロカーボンシティ実現を目指す大館市の取組の一部を紹介します。
大館市の二酸化炭素実質排出ゼロへのイメージと持続可能な社会を実現するための取組
【緩和策】温室効果ガスの排出削減と吸収対策
CO₂の固定
- 木材の製品化
- 木材の利活用の促進(木づかい促進)
CO₂の吸収(森林の整備・保全)
- 林業の成長産業化
- 再造林の推進
- 路網(林道・作業道等)の整備
- 木材安定供給体制構築
- 森林経営管理制度
- スマート林業
CO₂の削減
- エネルギー使用量の見える化
- 太陽光発電導入促進
- 木質バイオマス発電導入促進
- ZEB、ZEH の普及促進
- 人流、物流の脱炭素化
- ごみ排出削減、食品ロス削減
- 環境意識向上のための啓発
【適応策】悪影響への備えと新しい気候条件の利用
- 渇水対策
- 治水対策、洪水危機管理
- 熱中症予防、感染症対策
- 農作物の高温障害対策
- 生態系の保全
緩和の取組によりゼロカーボン達成!&適応の取り組みと合わせて持続可能な未来づくり!
地域ぐるみでの脱炭素 ~大館市のよりよい未来のために~
大館市(市民部 環境課 環境企画係 係長 佐藤 豊 さん)からのメッセージ
大館市では、まちづくりの基本的な考え方の一つに「環境共生都市」を掲げ、循環型社会の形成に取り組んできました。
本年度は、地球温暖化対策実行計画(区域施策編)の策定作業を進めており、次年度以降、脱炭素地域づくりの取組を進めていく予定です。
大館市は、温暖化と戦う真夏開催のエコフェアなどを通じて、カーボンニュートラルへ向けた市民の意識醸成を加速していきます!
秋田県地球温暖化防止活動推進員(藤原 清美 さん・久子 さん)のご紹介
藤原夫妻は、知事の委嘱を受けた秋田県地球温暖化防止活動推進員として、長年、地球温暖化対策や SDGs に関する住民の理解促進を助ける活動をされています。
また、「あきたエコ活動県北協議会」の事務局長として、大館市内に留まらず県北地区で有志と一緒に環境学習会やイベントを企画、運営されています。
藤原 清美さんからは「これからも、次世代を担う小学生や市民の皆さんに向けて、日に日に変わりつつある地球環境、その現状と実態を伝える活動に取り組んでいく所存です。」と意気込みを寄せていただきました。
地域センターでは、市町村や学校などと、地域で環境保全・温暖化対策に取り組んでいる方々をつなぐお手伝いをしています!
地域センターのサポート内容についてはこちらまでお問合せください!
事務局(認定NPO法人環境あきた県民フォーラム)
TEL:018-853-6755
E-mail:mail@eco-akita.org
地域センターからのお知らせ
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バックナンバー
※「あきたワンだぁエコ」のほか、令和4年度まで発行していた県内の環境活動の様子を紹介する情報紙「あきたエコマイスターNEWS」のバックナンバーも掲載しています。
あきたワンだぁエコVol.2「広げよう!エシカル消費の輪」 [10908KB]