つつが虫病の検査

2016年05月24日 | コンテンツ番号 9451

1.対応検査項目

1)抗体検査(県の事業 日常的に対応)

検査材料 血漿

EDTA・2Na 加採血管に 5ml 採血し、全血を常温(到着まで 2 日以上かかる場合は保冷)で当センターへ送付してください。血漿分離は当センターが行います。

*抗凝固剤入りの採血管がないなど、やむを得ない場合は血清あるいは抗凝固剤なしの試験管に採血し、そのまま送付してください。

対応可能血清型
Gilliam、Karp、Kato、Shimokoshi、Hirano/Kuroki、Irie/Kawasaki

検査は秋田県で多く発生する4つの遺伝子型(Japanese Gilliam、Japanese Karp-1、Kato、Shimokoshi)の抗原株を使用しています。

検査結果

FAX で検査受付当日~翌日中にお知らせします。

採血のタイミング(病日)によっては抗体が検出されない、あるいは抗体価がかなり低値であるといった理由から判定が保留となる場合があります。つつが虫病かどうかを確実に判断するには、回復期の血液を採血していただき、抗体価上昇の有無を確認することが必要となります。

2)遺伝子検査 (研究事業 受付は要相談)

つつが虫病の病原体 Orientia tsutsugamushi 特異的 Primer を用いた PCR 法による検査です。

検査材料
全血または刺し口の痂皮、水疱、潰瘍組織

全血は抗体検査と同様 EDTA・2Na 加採血管に 5ml 採血してください。抗体検査用の採血をした場合は、遺伝子検査も同じ血液で行うことができるため、採血管は1本、5ml で結構です。

Orientia tsutsugamushi の検出率は、血液よりも刺し口組織の方が高いため、検体は両方採取することをお勧めします。

図:刺し口 痂皮の取り方と保存

検査結果

受付後 3~4 日後に FAX でお知らせします(検出または不検出)。後日、遺伝子型と系統樹解析結果についても報告します。 

*抗体検査、遺伝子検査は無料です。

2.検査依頼方法

  • 各検査に必要な検体と調査票

*調査票は記載漏れのないようにお願いします。

調査票はこちら

  • 確定診断が目的の場合は、遺伝子検査のみは受付しません。
  • 検体送付前に当センターへ電話連絡をお願いします(ウイルス班 TEL 018-832-5069 )。

3.つつが虫病との鑑別検査

当センターは、つつが虫病の他、日本紅斑熱、紅斑熱群リケッチア症、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の検査も可能です。検査材料は、つつが虫病と同様ですが検査を依頼される際は、事前にご連絡下さい。

  • 日本紅斑熱、紅斑熱群リケッチア症 抗体検査、遺伝子検査
  • SFTS 遺伝子検査

*SFTSは行政検査対応の疾患です。

当センターへ検査依頼される前に最寄りの保健所へご相談下さい。

また、以下の項目は他研究機関へ当センターが依頼することで対応できます。

  • 野兎病、Q熱、ライム病、新興回帰熱 

その他、医療機関からの検査に関するご質問・お問い合わせを受付しています。