私の一冊

大空のサムライかえらざる零戦隊の表紙画像 書名:大空のサムライ かえらざる零戦隊
 著者名:坂井 三郎
 出版社名:潮書房光人新社
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 
佐賀の貧しい農家に生まれ、努力の末に海軍戦闘機パイロットとなり、過酷な戦争を生き抜いた著者の自伝です。中学生の時に出会い、何度も読み返し、人生の指針となっています。前職でエンジニアとして、さまざまな国の建設現場に赴任していた際も、持ち歩いていました。人生の選択、目標設定と、それに向けた自己鍛錬、相手や周囲、自分自身に対する洞察力。生きるか死ぬかの実戦を通じて磨き上げていかれる仮説、実戦、検証、修正のPDCAや、慎重・用意周到でありながら時に大胆な人生観を追体験します。
本当の優しさってなんだろう。

読書時間の確保で工夫されていることは

読みたいと思った時に集中的に読破します

読書の効用として感じていることは

さまざまな価値観や、世界の叡智に手軽にふれられ、人生に活かせること

秋田県ブックリーダーとしてのメッセージ

私にとっての読書は、究極的に自分との対話です。性格的に量よりも質を重視してきたので、内容を深掘りしたり、日常生活に置き換えるなど、水平展開して考える(脱線する)ことで、相手の価値観を読み取ったり、視野や着眼点がおのずと鍛えられてきたように思います。それは、最終的には自分自身の傾向や価値観を知り、客観的に俯瞰する作業になっているように思います。