私の一冊

夏の庭の表紙画像 書名:水の下の石(『深川安楽亭』収録)
 著者名:山本 周五郎
 出版社名:新潮社
 
 
 
 
 
 
 
 

庶民の立場から武士の苦衷や市井人の哀感を描いた時代小説、歴史小説を書いた山本周五郎の「深川安楽亭」に収録されている「水の下の石」という短編小説。
城攻めの際に決死隊の一員となる愚図で器用でない小弥太が誤って濠に落ちてしまうが浮いてこない。城攻めが成功後、堀を調べると小弥太が大きな石を抱きかかえるようにして、濠の底で、息絶えているのが発見される。
目的や課題対応に自分らしく、今の自分ができることを最大限に努力、行動することの重要性を教示してくれる一冊である。

読書時間の確保で工夫されていることは

なかなかまとまった読書の時間を確保することが難しいため、ちょっとした空いた時間や就寝前に、毎日ではありませんが読書するように心がけています。

読書の効用として感じていることは

読書は、人生や生活を豊かにするとともに、仕事においても多くの“きづき”を与えてくれるなど、効用は大きいと感じます。

秋田県ブックリーダーとしてのメッセージ

今は、電子書籍もあり、読書する環境は広がっています。1ページでも、1行でも読み続けることが大切であると感じます。