私の一冊

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 書名:栄光なき凱旋
 著者名:真保 裕一
 出版社名:文春文庫
 
 
 
 
 
 
 
 

その先を読みたくなり、時間を忘れて頁をめくる本。これが「おもしろい本」の基準ではないかと思います。この「栄光なき凱旋」はまさにそれです。テーマに第二次世界大戦、日系人、青年の苦悩と葛藤などを据え、そのストーリー展開をサスペンスの流れで紡ぎ、「やめられない止まらない」というおもしろさがある本です。第二次世界大戦における日系人部隊の活躍など歴史の勉強にもなるとともに、多様な価値観について思慮させられた本でした。私にとって忘れがたい大切な本の一つです。

読書時間の確保で工夫されていることは

出張時の移動時間及び就寝前の僅かな時間が主な読書の時間です。その時間を意識して大切にしています。

読書の効用として感じていることは

知識を得ること、思慮のきっかけにすること、多様な人生を仮想で生きることで多様な価値観を考えることが効用ではないかと思います。

秋田県ブックリーダーとしてのメッセージ

文字を読むことから得られることは大きいです。時間を見つけ、できる範囲で本を読みましょう。