採用力向上に取り組む県内企業を紹介します【株式会社小板橋建設】
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株式会社小板橋建設(鹿角市/総合建設業)
step01 第1回 専門家派遣
2024年11月、本講座の担当専門家である岩井崇氏(株式会社広済堂ビジネスサポート)が株式会社小板橋建設を訪問し、採用力拡大にかかる課題整理と採用戦略の策定支援を行いました。
【課題】
鹿角市に本社を構える株式会社小板橋建設は、同市とその周辺地域の公共施設や商業施設の建設を手掛ける総合建設業です。同社は、社員構成のバランスを改善するため、30代、40代の中途採用を進めたいと考えていましたが、ハローワーク以外の求人活動経験が乏しく、求人票の作成や発信力に課題を感じていました。
【支援・取組内容】
- ターゲットとなる20代~40代のミドル層の採用に向けて、ATSシステム「TalentClip」を活用して求人票を作成。Web上での閲覧数を増やすためのキーワード戦略や、隣県・近隣市からの応募を促すための表現方法などをアドバイスした。また、求人票の内容を充実させるため、社内ヒアリングや他社広告分析を通じて、自社の魅力を効果的に伝えるための情報を収集することとした。
- 新たな採用ツールとしてFacebookの運用も検討。すでに実施しているInstagramとの棲み分けのため、発信内容についても助言した。各SNSの特性を活かした情報発信を行い、求人票や自社ホームページと連動させることで、総合的な採用効果を高める戦略を提案した。
【今後の取り組み】
- ターゲットを明確にするため部門ごとの採用要件を確認。
- ATSシステム(TalentClip)を活用しての求人票のWeb上公開と効果検証を通じて、各部門のターゲットに合わせた表現や自社PRポイントの整理など求人票作成スキルの習得。
- Instagramの運用ルールを再確認。
step02 第2回 専門家派遣
2024年12月、本講座の担当専門家である岩井崇氏(株式会社広済堂ビジネスサポート)が株式会社小板橋建設の採用力拡大にかかる課題の整理と採用戦略の策定支援(2回目・オンライン)を行いました。
【支援・取組内容】
- 採用課題の分析
事前に提出された土木・建築・営業3部署の採用要件策定アンケートを基に、採用課題の深掘りを行った。特に、3~4年間新規採用ができていない現状を踏まえ、経験者にこだわり募集を継続するのか、あるいは資格者ではあるが業務未熟者からの応募も可能とするのかを検討するよう依頼した。回答次第で求人票の表記や利用メディアなどの選択が変わることをアドバイスした。 - 自社PRポイントの確認
PRポイントは規制やルールが煩わしくなく、自由さや干渉なしの雰囲気が社員の定着につながっていることを確認した。一方で社員同士の興味関心が薄いという見方もできるため採用活動中の社内ブランディングの重要性を説明した。 - SNSツール「Facebook」使用の進捗確認
新たな採用ツールとしてFacebookの導入を決定し、すでに運用しているInstagramとの配信内容の棲み分けも行った。新年よりFacebookの運用を開始し、その後2月には配信業務がルーティン化できるようコンテンツの整理も行うこととする。
【今後の取り組み】
- 部門ごとの採用要件の確認。
- 各部門のターゲットに合わせた表現や自社PRポイントの整理及び求人票作成スキルの習得。
- Facebookの配信準備。
step03 第3回 専門家派遣
2025年1月、本講座の担当専門家である岩井崇氏(株式会社広済堂ビジネスサポート)が株式会社小板橋建設を訪問し、採用力拡大にかかる課題の整理と採用戦略の策定支援(3回目)を行いました。
【支援・取組内容】
- Web求人票の分析・運用・改善
「TalentClip」で配信中のWeb求人票について、PRポイントや待遇、応募手段などを県外・郊外エリアからの応募獲得を意識した内容となるよう改善。PV数は向上したものの応募にはつながらなかったため、応募誘導のための条件や待遇改善などの魅力づくりについてアドバイスした。 - 採用要件の再確認
土木・建築・営業3部署の採用要件を改めて確認。ミスマッチを防ぎ、より適性のある人材を採用できるように、それぞれの募集ターゲットに合わせた面談時の質問ポイントも整理した。 - 採用媒体の検討
今後導入を検討する中途サイト、職業紹介についてのポイントをレクチャー。メリット・デメリットを説明し、さらに自社にあった求人メディア選定の方法をアドバイスした。 - SNSツール「Facebook」配信の進捗確認
「Facebook」配信を開始。定期的な更新と共に、検索エンジンからの評価獲得のため、社内や取引業者などへの閲覧数確保の協力を仰ぐことも提案した。
【本事業を通じて得られた成果と今後の取り組み】
- 外部ツールを活用した求人票作成スキルの習得とミスマッチが起きないよう部門ごとに採用要件を整理。今後はハローワーク以外の求人メディア等を利用し、安定した中途採用の応募獲得を目指す。
- ミドル層採用強化のため、新たな採用ツールとしてFacebookの導入を決定。すでに導入しているInstagramとの棲み分けを図りながら、各SNSの特性を活かした情報発信を行う。