実践講座

令和5年度 秋田県採用力拡大支援事業 第4回実践講座
「魅力発信手法」
■日 時:2023年10月23日 月曜日  13時00分~15時00分
■場 所:秋田拠点センター ALVE(アルベ)
■登壇者:講師 杉浦二郎氏(株式会社モザイクワーク 代表取締役社長)
      テーマ「魅力発信手法」

 

2023年10月23日 、12名の企業担当者が参加し、第4回目となる実践講座が開かれました。
採用をするためのツールは、web媒体やイベント、人材紹介会社、SNSなど多岐に渡ります。いずれの手段を用いる場合でも、企業としての強み、働きやすさなど、求職者を惹きつけるための魅力発信は重要なものになります。
今回の講座では、より効果的な発信をするための手法を学びました。
講師を務める株式会社モザイクワークの杉浦二郎氏は、『世界一有名な求人広告』を映し、訴求力を持った発信方法の重要さを紹介しました。同氏は、企業のアピールポイント=求職者が求めている情報では無いケースが多いと喚起。職場環境の良さや企業の強みを発信することは大切ですが、それだけではなく、あえてネガティブな要素を伝えることで、より求職者の目を引き、企業としての誠実さを訴求することが可能と解説。また、広告には明確なターゲット設定が必要であり、求めている人材が企業に何を欲しているか、企業として欲しているものを提供できるかを深掘りすることで、より訴求力の高い発信が生まれます。『求めている人材』が、『魅力を感じる発信』をすることが重要であり、採用要件の定義により、解像度の高い情報を伝えることが可能であると解説されました。
 

 

過去の講座で、web媒体などの『間接的リクルーティング』と、SNSなどの『ダイレクト(コミュニティー)リクルーティング』についての解説がありましたが、本講座では、より求職者とコミュニケートできるSNSでの採用活動についてフォーカスする場面がありました。現在、多くの求職者が求人広告以外の自社HPやSNSを活用して企業のことをチェックしています。これからの採用市場においては、間接的・直接的、双方の手法を取り入れることが必要になってきます。
講師の杉浦氏は、FacebookやInstagram、X(旧:Twitter)などのSNS媒体にはそれぞれに特徴があり、普段から使っているユーザー層も異なるため、『誰に見て欲しいのか?』『媒体の特徴は?』という点を明確にし、目的を定めてSNS媒体を選ぶことが重要と解説されました。また、求人サイトなどのweb媒体と比較した際、『拡散力の高さ』『即時性の低さ』など、マーケティング面も絡めたメリット・デメリットを詳細に説明。講座終了後には、多くの受講者が自社SNS運用について杉浦氏に相談をされており、本講座を通してステップアップしたい受講者の熱量を感じる講座となりました。