【R6年度】採用力拡大支援事業 第1回実践講座 を開催しました!
コンテンツ番号:84715
更新日:
令和6年度 秋田県採用力拡大支援事業 第1回実践講座
「現状分析・課題整理」
■日 時:2024年8月2日 金曜日 13時00分~15時30分
■場 所:秋田拠点センターアルヴェ1階 音楽室D
■登壇者:杉浦二郎氏・平松しのぶ氏(株式会社モザイクワーク)
2024年8月2日に秋田市で「採用力向上に向けた実践講座」の第1回目を開催しました。
会場となった秋田拠点センターアルヴェには、県内企業10社が出席。講師には株式会社モザイクワーク代表取締役社長の杉浦二郎氏と、同社でクライアント提案営業や教育研修企画などを担当する平松しのぶ氏を迎えました。
第一部では杉浦氏が、採用活動をスタートする前に経営戦略や事業戦略を明確にすることや、自社だからこそ活躍できる人材をイメージすることの重要性などを講演しました。採用戦略を立てるにあたっては、「なぜ新しく人を雇いたいのか」「どのような人に働いてほしいのか」など、本当に獲得すべき人材を分析・明確化することが必要です。そうしなければ、どのような採用ツールを使えばいいのか、どの媒体に求人を掲載したら良いのかという人材を獲得するための「手段」ばかりに注目してしまい、結果としてコストに見合う成果が得られません。5、10年先を見据えた採用基準を定義するとともに、サポート体制や研修制度など、入社後のフォローアップをすることで、採用のミスマッチ防止につながっていきます。
杉浦氏は「採用の課題は、採用以外にあることが多い。今回の事業を通して採用力の向上はもちろん、自社全体として抱えている課題に目を向けながら取り組んでいただきたいです」と語りました。
休憩を挟んで行われた第二部では、平松氏とともに昨年度当事業に参加した株式会社むつみワールド(秋田市)の人事担当者2名に登壇いただき、昨年度の取組内容や成果などを発表いただきました。
住宅の建築設計や施工、不動産業などを手掛ける同社では、施工管理などを行う技術職の中途採用を募集していました。当時はハローワークや有料のスカウトサービスなどを利用していましたが、応募状況は芳しくなく、求職者に響く求人票をどのように作ればいいか悩み、セミナーに参加したといいます。
講座や専門家派遣による伴走支援を受ける中で、専門家からアドバイスをもらい、求人票の見直しを行いました。一つの職種に対して一種類の求人票のみを作成していたものを、採用したい人材を明確化し、ピンポイントで響く求人票に替えて複数作成しました。その結果、応募者が出たことで改善による手応えを実感したとのことです。
講師の平松氏は、「学生や求職者が求人票を見たときに、どれだけ自分の能力を生かすことができると感じられるかが大切。そのためにも、自社の現状分析や採用戦略にしっかりと取り組むことが必要です」と語りました。
今後は全4回の講座を進めながら、それぞれの企業が採用課題現状シートを作成。その後の採用戦略を作ることに役立てていく予定です。