【R7年度】採用力拡大支援事業 第1回オープンセミナー を開催しました!
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令和7年度 秋田県採用力拡大支援事業 第1回オープンセミナー
「採用手法・魅力発信手法」
日 時:2025年7月28日 月曜日 13時00分~15時30分
場 所:秋田拠点センターアルヴェ2F 多目的ホール
登壇者:杉浦二郎氏(株式会社モザイクワーク代表取締役社長)
「採用力拡大支援事業」の第1回目オープンセミナーを7月28日に開催しました。
初回はテーマを「採用手法・魅力発信手法」と題し、講師には株式会社モザイクワーク代表取締役社長の杉浦二郎氏を迎えました。会場・オンライン計70社程度の県内企業が参加し、興味関心の高さが伺える開催となりました。

杉浦氏はまず、採用活動をスタートする前に経営戦略や事業戦略を明確にすることや、戦略人事の重要性を説明しました。戦略人事とは、企業や組織がその事業戦略を支えるために、人事や人の資源管理を積極的かつ計画的に活用する考え方で、組織の長期的な目標を達成するために、人の資源をどう活かすかが重視されます。これにより、組織の持続的な成長や競争優位性の獲得が可能になります。
次に、採用のフェーズ(段階)に関して説明がありました。採用のフェーズは「事前準備」「募集」「選考」「定着」という流れになりますが、「事前準備」段階での採用要件(求める人物像)の定義が非常に大切です。採用要件を明確化することで、その後の採用戦略の立案から施策の決定・実施まで一貫性を持たせることができ、求めるターゲット求職者の応募に繋がります。採用要件が曖昧になってしまうと、募集手段の選択や、選考や定着でのミスマッチが起こるリスクが高まります。
「募集」の段階においては、採用手法がナビサイトなどのマス媒体から検索型求人サービス、スカウト媒体、ダイレクトリクルーティングや人材紹介へ変遷を経ながら多様化しているため、それぞれの特徴やメリット・デメリットを考慮しながら自社の戦略人事にあった手法を選択することが望ましいと説明がありました。

休憩を挟んで行われた第二部では、昨年度の本事業を受講した秋田基準寝具株式会社(秋田市)の人事担当者が登壇しました。リネンサプライ業を営む同社は、内定辞退率の上昇やナビサイト1本に依存してしまっている自社の採用に課題感を抱き本事業に参加したといいます。
講座や専門家派遣による伴走支援を受ける中で、「採用したい人物要件」の整理のために社内の活躍人材へのヒアリングを行い、そして面接時の評価項目の一貫化に取り組みました。さらに従来のナビサイトに代わり、ATS(採用管理システム)の導入やSNSでの自社情報の発信に着手したことで、応募数が0名から6名に増加し2名の採用につながったとのことです。
実成功体験を伴った発表に参加企業は興味深く発表を聞き入り、自社で導入できる情報の収集につながる有意義な場としていただいた模様でした。
次回の第2回目セミナーは8月27日 水曜日 、「インターンシップ」をテーマに実施します。
※第1回オープンセミナー開催のアーカイブ視聴についてはこちら(特設サイトへ移動します)