〇 広域航空消防応援「序章」

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4月20日15時10分、岩手県知事の要請により岩手県宮古市刈屋で発生した林野火災へ広域航空消防応援として出動した。

現場は、火災が広範囲に燃え広がっており、煙や炎があちこちで確認でき消火が追い付かないような状況であった。しかし、日没により消火活動は短時間での終了となった。

この日の消火活動には青森、岩手、秋田県消防防災航空隊の3隊が参加した。  

4月20日、秋田県の散水回数/散水量は、4回/800リットルであった。

〇 広域航空消防応援「本論の章」

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4月21日、火勢は前日より衰えてきてはいるものの、延焼は広範囲となり、あちこちで煙が上がっている状態であった。そのため、各航空隊は一つ一つしらみつぶしに火種を消火することとなった。

この日の消火活動には、自衛隊も参加し本格的な活動となった。

4月21日、秋田県の散水回数/散水量は、45回/20000リットルであり、過去最高の回数/量となった。

〇 広域航空消防応援「終章」

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4月22日、火勢は当初よりかなり衰え、また延焼範囲も狭くなり、数か所で煙が上がっているのみであった。そのため、各航空隊および自衛隊は残っている火種を丁寧に消火する活動となった。

なお、秋田県においては、この日をもって広域航空消防応援が終了となった。

4月22日、秋田県の散水回数/散水量は、16回/7200リットルであった。

秋田県の3日間合計散水回数/散水量は、65回/28000リットルとなり、1つの火災における回数/量は、過去に類を見ないものとなった。

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