私の一冊

 [88KB]
 書名:歎異抄をひらく
 著者名:高森 顕徹
 出版社名:1万年堂出版
 
 
 
 
 
 
 
 
「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」という歎異抄の言葉は、日本の古典で最も知られる一文だろうと思います。
歎異抄は、浄土真宗の開祖である親鸞聖人の門弟の唯円が、師・親鸞から直接聞いた言葉と、信徒たちによる異義に対する唯円自身の反論を記したものとされています。
人は生きていく上で、誰しも不安や悩みを抱えるものですが、歎異抄のわかりやすい意訳や解説からなる本書は、思い通りにならない現実とどう向き合えばよいのかといった示唆に富んだ内容となっています。

読書時間の確保で工夫されていることは

毎日ちょっとした空き時間を利用して、気分転換に様々な書籍に目を通すようにしています。

読書の効用として感じていることは

多くの本を読むことで、物事を様々な角度から捉える事ができるようになり、また、それまで自分が知らなかった自分を知るきっかけを与えてくれるような気がします。

秋田県ブックリーダーとしてのメッセージ

小さいころから本をたくさん読むことで、人とのコミュニケーションにおいて大切な想像力や自分の言葉で考える習慣が身につきます。活字離れが進んでいますが、贅沢な時間の使い方としても読書をお勧めします。