森林土木事業における間伐材利用施工例
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木柵工
間伐材(8cm~15cm)を利用した材で、自然環境や景観にマッチした施工となっています。資材が軽量で運搬が容易なことから、山腹斜面の安定などに多用されます。また、水路工等として多用途に使用できます。
木製排水巻立工
林道等の下を通る横断ヒューム管等の呑・吐口の保護を図ります。
木製水叩工
溝渠工の吐口に施工し、下流の洗堀防止を図ります。
簡易L型土留工
丸棒加工材を使用したユニット式の木製土留工で、コンクリートに比べ軽量であるため、現場で組立・据付が容易にできます。
土留工として使用
流路工として使用
安全保護工
林道等において、前方の視線の誘導並びに視界の確保ができます。また、歩行者の転落防止を図る防止柵としても活用できます。
転落防止柵として使用
視線誘導柵兼転落防止柵として使用
ユニット丸太
林道等の切土法面における法尻の安定確保、並びにカーブにおける視界の確保を図ります。また、側溝の土砂の除去、雑草類の刈り払いなどの維持管理の軽減も期待されます。
盛土安定工
盛土が高く崩落の恐れがある箇所において、路肩の崩落の防止を図ります。
土中に埋設するため皮付きのまま使用できるのが特徴です。
防風工
海岸部等の植栽で、防風を目的とする箇所に用いられます。
地形の凹凸に対してある程度対応でき、かつ施工性に優れています。
丸太防風柵
防風板柵
木製型枠パネル
残置型型枠として使用するため、コンクリート打設後の型枠の脱着を要せず、施工が簡略化されます。また、露出したコンクリート面を木材で覆うことにより、景観がよくなります。
木製ダム工
太鼓挽きの丸太を主体とした台形型ダム工と、内部に栗石を充填した構造のラムダ型ダム工の、2種類を施工しています。
土石流が発生する可能性の少ない渓流で、環境保全、景観保全が重要な箇所へ設置しています。
台形型木製ダム工
ラムダ型木製ダム工
橋梁
林道並びに生活環境保全林等において、環境等を考慮した箇所へ、地域の木材を使用して作った橋梁です。
木製沈床工
丸棒加工材を使用し枠組した木製品の中に割石を詰め、河川の渓床に布設し安定を図ります。
その他
階段工
提名板
看板
その他、様々な工種において間伐材を使用しています。詳しくは、秋田県農林水産部森林整備課、若しくは各地方振興局農林部森づくり推進課へどうぞ。