県では、県内の木造・木質化のモデルとなる優れた建築物を県民や建築関係の皆様に広く紹介するため、「第4回ウッドファーストあきた木造・木質化建築賞」を開催し、5点の作品の応募があり、部門ごとに表彰者を決定しましたので、ご紹介します。
 賞の発表と表彰式を令和5年12月26日に行いました。

 ※本事業は、森林環境譲与税を活用して実施しています。

審査委員

  • 委員長 板垣 直行 (秋田県立大学)
  • 小杉 栄次郎 (秋田公立美術大学)
  • 淡路 孝次 ((一社)秋田県建築士会)
  • 村田 良太 ((一社)秋田県建築士事務所協会)
  • 大坂 真一 (秋田県木材産業協同組合連合会)
  • 土橋 吉秀  (秋田県建設部)
  • 斎藤 正喜  (秋田県農林水産部)

木造A部門

 木造A部門 延床面積が500㎡超え又は軒高9m超えの非住宅木造施設

株式会社エコリサイクル新社屋【最優秀賞】

施設の用途区分 事務所

施設の所在地 大館市

  • 家電製品のリサイクルを行う企業の事務所
  • 玄関・エントランスホールにスギ材を使った木の香りが漂う空間

玄関 エントランスホール 食堂

<審査委員長 講評>

  • 建築コストが厳しい中で、木造化を実現するための努力が見受けられた。
  • 当施設が、地域の子どもたちのエコ学習の場として活用されていることから、エントランスにたくさんの木材を使用するなど、木材利用の普及効果は大きいものと評価された。

木造B部門

 木造B部門 延床面積が500㎡以下又は軒高9m以下の非住宅木造施設

LABO and CAFE YAMAMOTO【最優秀賞】

施設の用途区分 店舗

施設の所在地 八峰町

  • 地元酒造店のカフェ
  • スギ材を天井・家具と多用しながらのシンプルなつくり
  • 建物周囲の池のある庭園とマッチした落ち着いた空間

エントランス 店内 庭園

<審査委員長 講評>

  • 屋内外一体となった空間が感じられ、梁とそれに沿った天井板など、木材の見せ方がうまく表現されていたことが評価された。
  • 連続的に変化する木の表現が、十和田石などとの組み合わせにより、美しいモダン和風の意匠が実現されていた。また、エクスエリア(庭園)に地元の植物を植栽するなどの工夫も面白い。

木質化部門

1 大館市 秋田スギDLTブース・モクキューブ【ウッドファーストあきた特別賞】

施設の用途区分 その他

施設の所在地 大館市

  • 大館市役所内に設置された木質化ブース
  • 製材段階で発生する低質材を木ダボで接合した製品(DLT)を使った個室

cube01 cube02 cube03 cube04

<審査委員長 講評>

  • デッドストックの活用として、環境に配慮した木材の使い方の例として評価された。
  • 低質材等の利用を図りつつ、身近な空間への利用など様々な発展性があり、炭素の貯蔵も期待される。

2 公立大学法人国際教養大学 こまち寮【最優秀賞】

施設の用途区分 寄宿舎

施設の所在地 秋田市

  • 国際教養大学こまち寮のリフォーム
  • 寮のロビーに柱材を使ったボリューム感のある木質空間

エントランスホール ロビー 食堂

<審査委員長 講評>

  • 10.5cmの角材を工夫して多様な使い方をしており、ボリューム感のある内装木質化は、希少な実証例として評価された。
  • 建物の外に使用されている木材についても、塗装などのメンテナンスを考慮された造りになっており、全体的に調和のとれた空間となっている。

リノベーション部門

大館市 子ども遊び場【最優秀賞】

施設の用途区分 その他

施設の所在地 大館市

  • ニプロハチ公ドーム・パークセンター内の木材を使った大館市の遊具施設
  • 東京2020オリンピック・パラリンピックの選手村ビレッジに使用した地元産の木材を遊具施設として再利用

遊具01 遊具02 遊具03

<審査委員長 講評>

  • 木育スペースに、2020オリンピック・パラリンピックに使用された木材を有効に活用しており、木の良さである柔らかさや温もりが感じられる空間になっていた。
  • 産学官が一体となって実施しており、地域の木材を有効活用する取り組みとして高く評価された。

ダウンロード

(参考)建築賞の募集時のチラシです。