企業連携事例紹介(ハイブリッド屋根融雪システムの商品化)
コンテンツ番号:44514
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連携企業の概要
連携体 | 業 種 | 社 名 | 役 割 等 |
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建設業 | システムハウス篠建 | システムの発案、実証試験等 | |
製造業 | (株)ロイヤルパーツ | 新商品の発案、製作、実証実験等 |
支援機関 | 秋田県産業技術センター |
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事業概要
連携の経緯
湯沢地域は降雪量が多く、冬期間の雪降ろしによる死亡事故が毎年発生している。さらに、秋田県の高齢化(全国1位)を考えると、雪降ろしを行うことができる人材の減少も懸念されている。そのため住民から設置費用が安価で、ランニングコストも安い雪降ろし不要の融雪システムの商品化を望む声が非常に多いことから、システムハウス篠建は融雪システムの研究を始めた。
同社は、(株)ロイヤルパーツと0号機を製作し、実証実験によりその有効性を確認した。その後、商品化に向けて、更なる改良と融雪データ取得のため、あきた企業活性化センターの助成事業や秋田県産業技術センターの技術支援を受け、商品開発を目指すことになった。
新商品の概要
システムハウス篠建が室内換気熱と電熱シートを活用したハイブリッド屋根融雪システムを発案し、秋田県産業技術センターがセンサー・無線・IoT等の保有技術により融雪運転の自動化や実証実験データの見える化を実現、(株)ロイヤルパーツがダクト部分の製作を担当した(特許出願中)。現在、既存住宅にも対応可能な新商品の開発を目指している。


写真2 融雪の様子

企業連携の成果
発案した建設業者だけではIoTを組み込んだものづくりが困難であったが、秋田県産業技術センターの支援によりIoTを活用した実証試験が可能となり、実証データに裏付けられた商品開発が可能となった。2社は、システムの構築から、具体的な部品の製作・改造にあたり緊密な連携をとり、より良い製品作りに努力してきた。その結果、同システムの具現化に成功した。また秋田県産業技術センターは、あきた企業応援ファンドやかがやく未来中小企業事業等の競争的資金の活用支援や、実証データの蓄積活用面における指導も行った。
代表企業等の連絡先
代表企業名:システムハウス篠建(代表 篠崎康彦)
所在地:〒012-0857 秋田県湯沢市千石町3丁目6-8
電話番号:0183-72-2661
メールアドレス:info@shinoken-sys.jp
ホームページ:http://www.shinoken-sys.jp/
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