県内では気温が高くなり、徐々に春が近づいてきていますが、空気が乾燥する日が多くなることから、火災が起こりやすくなる季節でもあります。

春は、山林で雪解けが進んで、枯れ草や落ち葉が乾燥する上、行楽や山菜取りのために山に入る人が増加することから、林野火災の発生が懸念されます。また、枯草焼などが山林に飛び火するなどして、林野火災となる事例もあります。全国各地でも林野火災の発生が相次いでいることから、県民の皆様におかれましては、火災を絶対に起こさないよう、火の取り扱いには十分に注意してください。 

 

【林野火災発生防止のために気を付けていただきたい事項】

 ・強風時及び乾燥時には、たき火、火入れをしないこと。

 ・枯れ草や落ち葉など、燃えやすいものがある場所では、絶対にたき火、火入れをしないこと。

 ・たき火、火入れを行った際はその場を離れず、実施後は完全に消火したことを確認すること。

 ・タバコは必ず消すとともに、吸い殻の投げ捨ては絶対にしないこと。

 ・火遊びはしないこと。

 

加えて、春になっても朝晩は寒い日が続き、暖房器具を引き続き使用することから、建物火災の発生が懸念される状況も続きます。建物火災を発生させないよう、次の事項に注意してください。

 

【建物火災発生防止のために気を付けていただきたい事項】

 ・ストーブやコンロの周りに燃えやすいものを置かない、近づけないこと。

 ・灯油やカセットガスの取り扱いに注意すること。

 ・コンロから離れるときは火を消すこと。

 ・就寝時や外出の際には暖房器具やコンロの消し忘れがないか確認すること。

 ・コンセント周りは定期的に清掃し、コンセントの許容量を超えるたこ足配線などはしないこと。

 ・たばこは消火したことを必ず確認すること。

 ・寝たばこはしないこと。

 

また、建物火災発生時に逃げ遅れないように、住宅用火災警報器の設置や定期的な点検、避難経路や避難方法の確保などを行ってください。

 

なお、県内での火災の発生状況については、「秋田県防災ポータルサイト」の防災ニュースから御確認ください。

https://www.bousai-akita.jp/information/?article_id=288