魅力的な職場づくりに取り組む企業を紹介します【iKEYAKUホールディングス株式会社】
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iKEYAKUホールディングス株式会社(由利本荘市/医療福祉・小売業)
(令和5年度魅力的な職場づくりステップアップ支援事業参加企業)
代 表 者 代表取締役社長 池田 憲亮
事業内容 調剤薬局事業、アグリサポート事業、スカイテック事業、農産物の生産販売、介護事業
従業員数 470人(グループ合計)
創 業 1905年
所 在 地 秋田県由利本荘市川口字八幡前261
step01 実践講座
魅力的な職場づくりにつながる5つのテーマで専門家による実践講座を受講していただきました。
詳細は、各回のレポートをクリックするとご覧いただけます。
実践講座 | テーマ | 日時 | レポート |
---|---|---|---|
第1回 | 課題整理・人材育成 | 令和5年7月25日(火) | 第1回レポート |
第2回 | 多様な勤務形態の導入 | 令和5年8月25日(金) | 第2回レポート |
第3回 | 各種福利厚生制度の充実 | 令和5年9月28日(木) | 第3回レポート |
第4回 | 個を活かすマネジメントとコミュニケーション | 令和5年10月27日(金) | 第4回レポート |
第5回 | 計画策定 | 令和5年11月15日(水) | 第5回レポート |
step02 専門家派遣
実践講座等により洗い出した課題に沿って、令和5年9月~令和6年1月の間に専門家による伴走支援を実施しました。
(令和5年度の専門家一覧はこちら)
【支援内容】
- 現状の課題、既存の研修制度や取組に関するヒアリング
- 実現したい未来を言語化
・管理職が自分の気持ちを伝えられるようになる
・管理職が「どういう組織にしていきたいのか」を語れるようになる - 研修プログラム案の提案(3.5h-4h)
①対話の場:もやもやを吐き出し、「どういう組織にしていきたいのか」
②リーダーシップ/マネジメント研修:管理職の役割について知る
③コミュニケーション研修:メンバーをモチベートし、成長に向かわせる具体的なコミュニケーション方法を学ぶ
step03 戦略・計画シート
step04 インタビュー記事
カギは中間管理職 社会情勢に合わせてリーダーの意識をアップデート
担当者 宮塚さやかさん
Q. 魅力的な職場づくりプログラムに参加されたきっかけを教えて下さい。
A.
iKEYAKUホールディングスは、調剤薬局事業、農業支援事業、介護事業と事業内容が多岐にわたっており、調剤薬局であれば薬剤師というようにそれぞれに専門知識や資格を持った社員が多く勤務しています。事業拡大に伴い社員数も増え、様々な世代の働く側の価値観や感性が多様化する中で、現場のシフト管理など、個々の主張を調整するマネジメント業務が煩雑になり、中間管理職が悩みを抱えるケースが3、4年前から多くみられるようになりました。全社としては、それが社員の離職率にも少なからず影響していたと思っています。
これまでは、新入社員向けの研修や、専門的な薬剤や施設管理などの知識を学ぶ研修を社内で実施していましたが、こうした中で中間管理職向けの研修の必要性を感じるとともに、若手社員が段階を踏んで成長し、管理職にステップアップしていくための教育の仕組みを模索しているタイミングでした。
Q. 受講する中で、どのような気づきがありましたか?
A.
自分自身が社内で研修を企画する立場だったので、研修を受ける側に身を置くことで学ぶことが多かったと思います。同じ悩みを持った他社の人事担当者と意見交換ができたことも非常に貴重な機会でした。
Q.課題に対して、どのような取組をしましたか?
Q.課題に対して、どのような取組をしましたか?
A.
プログラムを通して、課題の整理や他社の取り組みなどにヒントを得た上で、外部の講師を招いて管理者研修を2回実施しました。会社として初めての取り組みで、社員それぞれの思いがある中、部下の感情に配慮したコミュニケーションの取り方や、価値観の変化を認識した上で多様なメンバーをリードするスキルの向上など学びの多い時間となりました。
また、この管理者研修の企画を通して、それまでバラバラだった「管理職の役割」への認識の共有基盤を作ることができたことは、当社にとって収穫だったと思います。
私自身としては、このプログラムとそこで着想した研修の企画を通じて、人事に関する様々なスキルや知識に関心を持つきっかけとなり、自己啓発への意識がさらに高まりました。新しい分野の学びを積み重ねて、自身の成長につなげていきたいと思います。
Q.今後の方向性について教えて下さい。
A.
管理職向けの研修は、改善をしながら今後も継続して実施していきたいと考えています。加えて、新入社員向けの新人研修と管理職研修の間を埋めるために、段階を経てキャリアを積み上げていく一貫した人材育成の仕組みづくりに取り組み、管理職の下にいるサブリーダーと呼ばれる層などにも積極的に働きかけていくことも必要だと感じています。
また、管理職だけではなく、社員全員が自分で考える力を身につけ、行動する自律型の人材を育成できるよう進めていきたいと考えています。