魅力的な職場づくりに取り組む企業を紹介します【株式会社タカヤ】
コンテンツ番号:85103
更新日:
株式会社タカヤ(鹿角市/小売業)
(令和5年度魅力的な職場づくりステップアップ支援事業参加企業)
代 表 者 代表取締役 高谷 秀和
事業内容 小売業
従業員数 350名
設 立 1933年
所 在 地 鹿角市花輪字八正寺1-2
step01 実践講座
魅力的な職場づくりにつながる5つのテーマで専門家による実践講座を受講していただきました。
詳細は、各回のレポートをクリックするとご覧いただけます。
実践講座 | テーマ | 日時 | レポート |
第1回 | 課題整理・人材育成 | 令和5年7月25日(火) | 第1回レポート |
第2回 | 多様な勤務形態の導入 | 令和5年8月25日(金) | 第2回レポート |
第3回 | 各種福利厚生制度の充実 | 令和5年9月28日(木) | 第3回レポート |
第4回 | 個を活かすマネジメントとコミュニケーション | 令和5年10月27日(金) | 第4回レポート |
第5回 | 計画策定 | 令和5年11月15日(水) | 第5回レポート |
step02 専門家派遣(3回)
実践講座等により洗い出した課題に沿って、令和5年9月~令和6年1月の間に専門家による伴走支援を実施しました。
(令和5年度の専門家一覧はこちら)
【支援内容】
- 現状の課題、既存の研修制度や取組に関するヒアリング
- 未来の組織図(つくりたい組織の姿)を作成し、人事・組織課題を可視化
- 社内研修の目的、「理念・価値観」を根付かせるための方法等の整理
- 人事採用戦略の検討
step03 戦略・計画シート
step04 インタビュー記事
その人の持つ力を引き出し、会社と社員の人生をハーモナイズする関係性をつくる
担当者 高谷 香織さん
Q. 魅力的な職場づくりプログラムに参加されたきっかけを教えて下さい。
A.
女性が子育てや家事の大半を担う場合が多く、職場への定着が難しくなるなどのケースがありました。また、弊社は女性社員が約7割を占めるので、社員のキャリア形成の難しさを感じていました。そうした状況に対応するため、これまでも柔軟な働き方ができる仕組みを構築してきましたが、女性だけではなく、社員それぞれの「どのようなキャリアをつくりたいのか」に組織全体で寄り添い、解決できる仕組みをつくりたいと考えるようになりました。
Q. 受講する中で、どのような気づきがありましたか?
Q. 受講する中で、どのような気づきがありましたか?
A.
「一人ひとりが輝ける場所をつくる」ために、社員の価値を最大限に引き出すことが重要であることを再認識しました。教育だけではなく、社員一人ひとりの潜在能力を最大限に引き出すことが、真の人材開発であるという理念を人事教育部の価値観としてしっかりと取り入れることができたのは、大きな成果です。
Q.課題に対して、どのような取組をしましたか?
A.
社員のキャリアや「働く」に寄り添うため、「人事教育部」を立ち上げました。人事教育部は、3人体制で現場の声に耳を傾けながら、採用・階層別の社員研修のロードマップ作成と実施、社員へのキャリア希望の聞き取りをするなどキャリアアップへのフォローなどを行っています。
また、本人の希望に沿って誰でも挑戦できるよう、「正社員登用制度の見直し」も実施しました。これまでは正社員への登用について明確な時期の基準がなく、随時設けていましたが、年2回(春・秋)に固定化し、社員に広く周知しました。その結果、公平性の担保や職場全体のモチベーションアップにつながったことにより、20代の女性社員2人を新たな制度導入後の第一号として正社員に登用することができました。
(社内報) (社員研修の様子)
Q.今後の方向性について教えて下さい。
A.
会社の将来を担う世代への育成・研修を引き続き強化するとともに、「賃金連動性の評価制度」の導入を検討しています。この制度の中核となるのが、私たちが大切にしている「ワークライフハーモニー」という考え方で、仕事と人生の融合を目指しています。これを実現することで、社員一人ひとりの人生が豊かになると信じています。
今後は、人事教育部が中心となって理念を浸透することともに、現場の声、そして社員一人ひとりの声を聴き、対応できる体制を作ることで、会社と社員の人生がハーモナイズする関係性を作っていきたいと考えています。それが、企業価値を向上させ、社会に必要とされる会社で居続けられることにつながるのではないかと考えています。