中田建設株式会社(秋田市/建設業)

 (令和5年度魅力的な職場づくりステップアップ支援事業参加企業)
  代  表  者  代表取締役社長 中田 赳
  事業内容  総合建設業
  従業員数  103名
  設  立  1949年
  所  在  地  秋田市山王5-9-2



 R5_魅力的な職場づくりステップアップ支援事業 R6_魅力的な職場づくりステップアップ支援事業



step01 実践講座

魅力的な職場づくりにつながる5つのテーマで専門家による実践講座を受講していただきました。
詳細は、各回のレポートをクリックするとご覧いただけます。

実践講座 テーマ 日時 レポート
第1回 課題整理・人材育成 令和5年7月25日(火) 第1回レポート
第2回 多様な勤務形態の導入 令和5年8月25日(金) 第2回レポート 
第3回 各種福利厚生制度の充実 令和5年9月28日(木) 第3回レポート
第4回 個を活かすマネジメントとコミュニケーション 令和5年10月27日(金) 第4回レポート 
第5回 計画策定 令和5年11月15日(水) 第5回レポート



step02 専門家派遣(2回)

実践講座等により洗い出した課題に沿って、令和5年9月~令和6年1月の間に専門家による伴走支援を実施しました。
(令和5年度の専門家一覧はこちら)

 
【支援内容】
  1. 現状の課題、既存の研修制度や取組に関するヒアリング
  2. 社内規定整備にかかる考え方
    ・定年退職後の再雇用時の処遇(役職、賃金など)
  3. 各種支援制度導入にかかる留意事項
    ・奨学金返還支援
    ・社員の資格取得支援
  4. 雇用形態による同一労働同一賃金の考え方



step03 戦略・計画シート

 



 

 step04 インタビュー記事

働く人の立場に立った改革で社員に選ばれる会社を作る



総務部 大坂 幸一さん


Q. 魅力的な職場づくりプログラムに参加されたきっかけを教えて下さい。
 
A.
意欲ある人材の継続的な確保に課題を感じていたことがきっかけでした。弊社では、若手社員が全社員の約3割を占めています。また、資格取得支援制度や福利厚生を充実させているため、離職者が復職してくれるケースも多いのですが、安定して仕事を受注するには常に一定数の人員を確保することが必要です。
 
さらに、女性社員や意欲的な人材の確保、長年の経験や資格を持った人材を定着させたいという思いもありました。そのような人材の安定的な確保や定着につなげるためのヒントを得られればと思い、プログラムへの参加を決めました。


Q. 受講する中で、どのような気づきがありましたか?
 
A.
奨学金代理返還制度を導入するなど、職場定着のための改革を進める中で、専門的なアドバイスが非常に役立ち、学びがありました。専門家の伴走支援によって、普段感じていた疑問を解決することができ、制度の解釈についても理解を深めることができたので、職場づくりに取り組んでいく上で大きな助けとなりました。 


 Q.課題に対して、どのような取組をしましたか?
 
A.
弊社では、大学等卒業者向けに、奨学金を代理返還する制度を新設し、若年層の採用促進に取り組みました。また、この制度を導入することにより、企業価値の向上にもつながったのではないかという手応えを感じています。さらに、2023年秋に定年年齢を60歳から65歳に延長する制度を作り、3年後の本格運用に向けて準備を進めているところです。さらに、現行の60歳以上の再雇用者の有給休暇日数も倍増するなど、「社員の働きやすさ」の向上に重点的に取り組み、改革を続けています。


(新作業服人気投票の様子)         (グループ合同研修会) 
 
 
 

Q.今後の方向性について教えて下さい。

A.
弊社では毎年1回、全社員を対象に「職場の良いところ」や「改善してほしいこと」などについてヒアリングを行っています。ヒアリングを通じて感じることは、100人の社員がいれば100通りの働く理由があるということです。今後は、その100通りの働く理由に対応できる職場を目指し、マネジメント層の傾聴力やコミュニケーション力の向上を目指したいと思っています。さらに、公平な人事制度の構築のため、人事評価者のスキルアップに取り組むことや、その他の社員に対しても資格取得などを含めたスキルアップを応援し、社員全体の成長を後押しできる職場づくりに取り組みたいと思っています。

また、現在、Uターン者を含む有資格者の女性社員が2名、現場で働いています。出身の学科を問わず、就職後も専門知識やスキルを学べる仕組みをつくることで、若者や女性の採用を積極的に進め、女性が長期的に働きやすい職場づくりを目指したいと考えています。