国民生活センターでは、布団の処分や点検を口実にした強引な訪問販売への注意を呼びかけています。

 国民生活センターが公表した事例

 「処分してもよい布団はないか」と男性が訪問してきたので、2階の押し入れにある座布団を引き取ってもらうことにした。すると、業者が勝手に上がり込んで押し入れを開け、座布団ではなく羽毛布団などを勝手に出し「このままではダメになってしまうので、リフォームしたほうがよい」と熱心に勧めてきた。根負けして約13万円の契約をしてしまった。年金暮らしの身には高額過ぎて支払えない。(80歳代)

 アドバイス

 「処分してもよい布団はないか」などと訪問されても、安易に家の中に入れないようにしましょう。家の中にあげてしまうと、点検を強いられたり、布団の購入やリフォームの契約を勧められたりするおそれがあります。
・布団は自治体のルールに従って処分しましょう。
・事業者の来訪は、一人で対応せず、一度帰ってもらうなどして、家族や周囲の人などに同席してもらいましょう。
・一人暮らしの高齢者が、家族や周囲の人が知らないうちに高額な契約をしている場合があります。家族や周囲の人は、高齢者の家に不審な訪問者が来ていないか、いつもと違う様子はないかなど、気を配りましょう。
・クーリング・オフや契約の取り消しができる場合があります。困ったときは、すぐに消費生活センター等に相談しましょう。
※相手が強引に家に上がり込んだり、無理矢理に布団を持ち出そうとしたり、しつこい勧誘で恐怖を感じたときは、警察に連絡しましょう。

 見守り新鮮情報(第446号)

見守り新鮮情報446号
 

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