秋田県では、獣医学を専攻し、将来、本県の獣医師職員として家畜衛生や公衆衛生の向上等のために勤務することを志す大学生(獣医学生)の皆さんを支援するため、返還免除条件のある獣医師修学資金を準備しています。是非、ご活用ください。

修学資金の種類及び募集内容

 大学において獣医学を履修する課程に在学し、卒業後に本県の獣医師職員として勤務しようとする皆さんが対象です。 

 なお、大学生AとBを重複して契約することは出来ません。

 通称 大学生A 大学生B
事業名 秋田県産業動物獣医師修学資金 秋田県獣医学生修学資金
募集人数 若干名(国の割当によります) 3名
給付(貸与)額 月18万円(私立)、月10万円(国公立)
給付(貸与)期間

契約締結時から卒業までの最長6年間

(但し、休学・停学などの期間は、給付(貸与)を停止します)

対象大学 全獣医大学の大学生(獣医学生)

主な返還免除条件

次の事項の全てを満たすこと

  • 大学卒業後2年以内に獣医師免許を取得すること。
  • 獣医師免許取得後1年以内に秋田県の家畜保健衛生所等に就業すること。
  • 修学資金給付期間の3分の5(国公立大の場合は2分の3)以上の期間、秋田県の農林水産部に獣医師職員として勤務すること。

次の事項の全てを満たすこと

  • 大学卒業後1年6ヶ月以内に獣医師免許を取得すること。
  • 獣医師免許取得後、直ちに、秋田県の機関で獣医師の業務に従事すること。
  • 修学資金給付期間の3分の5(国公立大の場合は2分の3)以上の期間(ただし、当該期間が5年未満の場合には5年)、秋田県の農林水産部又は生活環境部に獣医師職員として勤務すること。

返還免除となる従事先

  県農林水産部(産業動物関係)

   県農林水産部(産業動物関係)

又は県生活環境部(動物愛護・公衆衛生関係)

事業実施主体(契約先) 秋田県農業共済組合(NOSAI秋田) 秋田県(農林水産部畜産振興課)

【返還免除となる従事先の具体例】

  • 県農林水産部(産業動物関係)

  本庁:畜産振興課  地方機関:家畜保健衛生所、畜産試験場

  • 県生活環境部(動物愛護・公衆衛生関係)

  本庁:生活衛生課  地方機関:保健所(地域振興局福祉環境部)、食肉衛生検査所、動物愛護センター

 なお、修学資金利用者は、大学6年生の時に秋田県職員(獣医師)採用選考試験を受験し、合格する必要があります。採用選考試験の際に、修学資金利用者であることは考慮されますが、修学資金の契約と同時に秋田県庁への採用内定が確定するものではありません。

貸与額と返還免除となる期間(計算例) 

 【例1】私立大学1年生から貸与を受けた場合
 月額18万円 ✖ 6年間(72カ月) = 総額1296万円
 6年 ✖ 5/3 = 10年 ⇒ 10年間の勤務で全額返還免除
【例2】国公立大学5年生から産業動物獣医師修学資金の貸与を受け場合
 月額10万円 ✖ 2年間(24カ月) = 総額240万円
 2年 ✖ 3/2 = 3年  ⇒ 3年間の勤務で全額返還免除

 但し、大学生Bについては、この計算で5年未満となる場合、5年が返還免除期間となります。

用語の違い

 大学生Aは「獣医師養成確保修学資金給付事業実施規程」を根拠規定とする「条件付き給付契約」のため「給付」、大学生Bは「秋田県獣医師修学資金貸与条例」 を根拠とする返還免除条件のある「貸与契約」のため「貸与」と記載しています。

応募方法

応募書類様式

 令和7年度秋田県獣医師修学生募集要項 [175KB]

  1.  秋田県獣医師修学資金申込書(様式第1号)
  2.  自己紹介(様式第2号)
  3.  在学証明書(応募期限が属する年度の4月1日以降に発行されたもの)

 応募書及び自己紹介は、黒又は青のインク又はボールペンを用いて、直筆で楷書により全て記載してください。

給付(貸与)までの大まかな流れ

  1. 当ページに記載している修学資金を検討している方は、下記の連絡先へ電話又は電子メールでまずはご一報ください。必要な手続きや募集枠の状況などについてお知らせします。
  2. 応募書書類を簡易書留により郵送してください。
  3. 各応募期限までに提出された応募書類に基づき、秋田県農林水産部畜産振興課で修学資金給付(借受)候補者の選考を行います。選考にあたって面談を実施しますが、面談方法は個別の事情に合わせて、別途相談させていただきます。また、必要に応じて、成績証明書等の追加書類の提出を依頼する場合があります。
  4. 選考結果を書面により、応募者へ通知します。
  5. その後は、修学資金の種類によって手続きが異なります。大学生Aは、NOSAI秋田に対する修学資金申請及び契約の手続きを行います。(別途、NOSAI秋田から連絡があります。)
  6. 大学生Bは、秋田県畜産振興課と契約手続きを行います。

修学資金の初回支払日について

書類審査や契約手続きに要する時間は、応募者の状況等によって異なるため、修学資金の初回支払いに関して特定の日付を設定していません。応募時に日程面のご要望をお伝えいただいた場合でも、そのとおりに応じることが難しい場合がありますので、予めご了承ください。(ただし、給付(貸与)額の計算期間には影響ありません。)

応募期限

  次の応募期限の日程までに簡易書留により郵送してください。

 第2回以降は、募集定員を満たしていない場合に限り、募集を継続します。

 第1回 令和7年4月30日必着
 第2回 令和7年5月30日必着
 第3回 令和7年6月30日必着
 第4回 令和7年8月29日必着
 第5回 随時対応(最終期限:令和7年11月4日必着)

応募書類の提出・お問い合わせ先

秋田県農林水産部畜産振興課 家畜衛生チーム 修学資金担当

 〒010-8570 秋田県秋田市山王四丁目1番1号 
 電話:018-860-1808  メール:kachiku@pref.akita.lg.jp

 各種相談やお問い合わせは、電話、メールどちらでも構いません。お気軽にご連絡ください。

産業動物臨床獣医師を志す方へ

秋田県農業共済組合(NOSAI秋田)でも大学生Aと同様の修学資金を実施しています。(この場合、返還免除となる従事先は、同組合となります。)産業動物臨床獣医師を志し、NOSAI秋田の業務に興味のある方は、こちらの修学資金の利用をご検討ください。

この場合の連絡先は、NOSAI秋田又は秋田県農林水産部畜産振興課です。秋田県農林水産部畜産振興課にご連絡いただいた場合でも相談などの対応を行ったうえで、NOSAI秋田へ紹介いたします。

外部リンク

秋田県産業動物獣医師修学資金
  1.  返還免除 次の事項の全てが満たされた場合は、貸与を受けた修学資金の全額が返還免除となります。
  1. A 秋田県産業動物獣医師修学資金


・大学卒業後2年以内に獣医師免許を取得すること
・獣医師免許取得後1年以内に秋田県の家畜保健衛生所等に就業し、家畜防疫員になること
・修学資金の貸与を受けた期間の2分の3(月額18万円の場合は3分の5)以上の期間、秋田県の家畜保健衛生所等に勤務すること 

B 秋田県獣医学生修学資金